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【現代社会の罠】自由になるほど精神的負担が増える?多くの選択肢がもたらす後悔の心理

こんにちは、えらせんです。

現代社会では、僕たちは日常生活の中で数え切れないほどの選択をする機会に恵まれています。ネットショッピング、キャリアの選択、趣味の選択、マッチングアプリでの出会いなど、昔と比べて自由な選択ができるようになりました。

しかし、自由になれば幸せになれると思いきや、心理学的には逆に幸福度が下がると言う研究があるようです。その理由をまとめてみました。

1:選択肢があるせいで『後悔』が生まれる

僕たちは多くの情報と選択肢にアクセスできるようになりました。一方で選択肢が多くなったことで「最適な選択」を見極めることが難しくなりました。「自分は本当に、最高の選択ができているのか?」と考えてしまい、その結果、『後悔』の感情が生まれやすくなっていると言えるでしょう。

2:「意思決定」で脳を消耗する

脳は『決断』に最もエネルギーを使います。現在のように、選択肢が多いと「意思決定」をする場面も多くなります。ということはそれだけ情報処理の負荷が増えているということです。多くの選択肢が頭に浮かぶことで、僕たちの心は混乱し、結果として「先送り」をして何もしない人が多くなってしまう現象があります。

3:選択肢は売上も下げる

スーパーマーケットでの商品選択や、大学の専攻選択など、一見すると選択肢の多さが幸福度を高めるはずの場面でも、実際には逆の結果が生じることがあります。もしラーメン屋に入って、メニューが100個あったとしたら注文するのが億劫になるでしょう。逆にメニューが一つだと気軽ではないでしょうか。実際に選択肢を減らすほど売上が上がるのはセールス心理学の中でも有名です。

後悔を軽減する方法

では、どのようにして選択肢の多さによる後悔を軽減できるでしょうか?一つの方法は、あなたの「優先順位」を明確にすることです。人生において99%はノイズです。この記事も、あなたの人生にとっては雑音かもしれません。自分がどこに向かっていくかを確定し、選択肢を減らす作業をしていきましょう。

まとめ

選択肢の多さは、僕たちの生活を豊かにする一方で、後悔の感情を引き起こすこともあります。選択肢を効果的に活用するためには、ゴールを明確にし、ブレないことと言えるでしょう。

人は物理的に自由になるほど、精神的には不自由になるのかもしれません。目指すべきは物理的に不自由でも、精神的に自由な人生ではないでしょうか。選択肢が多すぎる人は減らす努力をしてみてください。

というわけで今日は以上です。

ps
次回の記事はもっと面白いのでお楽しみに。(感想はSNSのDMまで待ってます)

「世界をポジティブにする」をモットーに発信中。恋愛、人間関係、お金、全ての土台は思考法。コミュニケーション術や、心理学などを中心に執筆していきます。海辺でご飯を食べるのが好き。著書「一生使える言い換え言葉(ワニブックス)」

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