なぜHSPが周りから嫌われる?「人間関係」を良好にするための方法
こんにちは、精神科医しょうです。
人一倍繊細で傷つきやすいHSPは、人から嫌われることを恐れ、自分よりも他人の意見を尊重したり、本音を言わずに無難な対応をしたりしてしまいがちです。
他人との和を大切にして、波風を立てないように心がけているつもりでも、気が付いたら一人だった…という経験がある人もいるかもしれません。
今回は、誤解を招きやすい!?HSPが人に不快感を与えがちな言動について考えていきたいと思います。
一般的なHSPの性格とは?
一般的に言われているHSPの性格とはどのようなものか、いくつかあげてみました。
・自分より他人を優先する
・人の感情に左右されがち
・五感が敏感
・疲れやすい
・本音が言えない
・非常に良心的
・環境の変化に混乱する
・競争が苦手で実力を発揮できない
・想像力・発想力が豊か
・争いごとを嫌う
上記にあげたものは、ほんの一例ではありますが、とらえ方によっては長所にも短所にもなりえるものです。
一見すると、ほとんど人から嫌われるような特徴はないように感じますが、その時の立場や状況によって、裏目に出てしまうと批判的なとらえ方をする人も中にはいるのかもしれません。
HSPが人から嫌われてしまう原因は?
HSPが人から嫌われる原因があるとすれば、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
原因と対処法をみていきましょう!
・八方美人
HSPは円滑な人間関係を築きたいと思うがあまり、誰にでも愛想良く振舞ってしまう傾向があります。
結果的に不信感を抱かれ、孤立してしまったという方もいるかもしれません。
もし、八方美人の自分に嫌気を感じているのであれば、同調ばかりするのではなく、たまには自分の意見を言うようにしてみましょう。
そして、全ての人から好かれようとするのではなく、ありのままの自分を認めてくれる人との関係性を大切にしてくださいね。
・優柔不断
いつも他人の意見に振り回され、自分の考えをしっかりと伝えきれていない人は、周りをイライラさせてしまう傾向があるのかもしれません。
自分は一体どうしたいのか?外部ではなく、自分の内面と向き合い、はっきりと意思を伝えるようにしてみましょう。
また、決断した内容が間違っていたとしても、自己否定するのではなく次へ繋げよう!と、プラス思考に捉えることも克服するポイントになりますよ。
・神経質
神経質な性格は、これまでの経験や学習から不安や恐怖、危険を回避するために生じているものだとも言えますが、周囲の理解を得ることが難しい場合もあるかと思います。
なるべく気にしない方が良いと言われても、簡単には治せるものではなく、ひどい場合は精神的な病にも繋がりかねません。
もし、自分が神経質かも!?と気が付いている場合には考えの偏りを直してみたり、信頼できる人に相談したりしてみましょう。
もちろん、医療機関で専門家に相談してみることも一つの選択肢です。
・自己肯定感が低い
自分に対する評価が低い人は、マイナスの発言が口癖になっている可能性があります。
日頃から「どうせ私なんて…」「できるハズがない」などと言ったりしていませんか?
また「すみません」や「ごめんなさい」を多用している場合も要注意です。
自分は悪くないのに必要以上に謝るクセがある人は、自分を過小評価し過ぎているかもしれません。
場合によっては、プラスの自己評価を相手に伝えたり、相手から褒められた場合は「ありがとう」とすぐに言えるように心がけたりしてみましょう。
人間関係を良好に保つための方法とは?
HSPが人間関係を良好に保つためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
いくつかあげてみます。
・誰にでも好かれようと無理をしない
出会う人全てと良好な関係を築くことは不可能だと認めましょう。
苦手な人を振り向かせる努力をするよりも、自分のことを認めてくれる人との時間を大切にする方が、有意義な社会生活を営むことができるのではないでしょうか。
・一緒にいて疲れない人を増やす
自分と価値観が近い人を見つけるようにしましょう。
特に笑いのツボが同じ人は、一緒にいて楽しい時間を過ごすことができるためオススメです。
また、好意的な態度で接してくれる相手と話すことは、ポジティブ思考が高まり、自己肯定感を育むことへも繋がります。
・自分だけの時間を増やす
HSPは相手が誰であれ、人と一緒にいると疲労を感じてしまいます。
良好な対人関係を保つためにも、可能な限り、一人になれる時間を保てるように過ごしてくださいね。
まとめ
今回はHSPの性格で誤解されやすい言動についてまとめてみました。
残念なことですが、人によってとらえ方が異なるため、一部ではあなたのことを良く思わない人もいるでしょう。
しかし、気にすることはありませんよ!
自分の中で変えなければならないと思っている部分があるのであれば、努力は必要かもしれませんが、そうでなければ、ありのままのあなたを認め受け入れてくれる人を大切にし、対人関係を築いていきましょう。
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