【家庭菜園】トマトの肥料過多、やらかしたら対処しよう!そのまま放置ではトマトができません!
こんにちは、園芸愛好家のグロ子です。
日本全国今年の梅雨は降雨量が多め。
こんな年にやらかすのがトマトの肥料過多です。
どの野菜や花にも肥料過多はあり得ますが、トマトだけは絶対避けたい!
トマトに肥料が効きすぎてしまったら、ぜひ以下の対処方法を試してください。
トマトへの肥料過多はなぜ厳禁
いろいろな野菜があるのに、なぜトマトの肥料過多だけ飛びぬけて問題になるのでしょうか?
トマトは肥料が効きすぎると花が咲かなかったり、咲いても結実しなくなります。
そして猛烈な勢いで脇芽が育ち始める。
もともとトマトは野性味の残る、生命力の強い植物です。
実が付かなければ、2m以上に育つ巨大な雑草を夏中育てることになってしまいます。
トマトの肥料過多はなぜ起こる
トマトへの肥料のやり方は、最近いろいろなところで取り上げられています。
初期の肥料の入れすぎに気をつければいいので、以前ほど肥料過多のトマトを見かけなくなりました。
でも今年は違う。
原因は5月中旬から降り続く雨です。
固形肥料をちゃんと量を加減して土に入れていても、土の水分量が上がって想定外のスピードで肥料が溶け出すことがあります。
液肥は施肥後に雨が降ると流れて効果が半減します。
でも固形肥料は溶け方によって、一時的に効きすぎてしまいます。
参考記事:テキスト通りなのに肥料不足や肥料過多。知っておこう!固形肥料3種類の使い分け!
トマトの肥料過多の症状とは
トマトの葉がしっかりとした濃い緑色をしており、やけにイキイキしている。
「今年のトマト、期待できるわー!」
と喜んでいる場合ではありません。
茎を見てください。
特別な大玉トマトでないかぎり、トマトの茎の太さは直径1cmくらいがベスト。
茎の直径が1cmを大きく超えていたら、そのトマトは肥料過多になっています。
色が濃くなった葉の縁も見てください。
クルンと内側にカールしていませんか?
- 葉が濃い緑色になる
- 茎が太くなる
- 葉の縁がクルンと内側にカールする
上の3つはトマトの肥料過多の三大症状です。
私が肥料過多をやらかした時の写真も参考にしてください。
肥料過多の肥料を散らす方法
トマトに肥料が効きすぎると、順調に実をつけていた株でもそこから花芽が出にくくなります。
まずは効きすぎた肥料を散らしていきましょう。
プランターバッグやプランターでトマト栽培している方は、以下の方法を試してください。
最初に肥料を混ぜた近辺の土を取り除き、これ以上肥料が根に届かないようにします。
ガンガン水やりします。
肥料分の全く含まれない、乾いた土を足します。
トマトの脇芽を育てよう
肥料が良く効いているトマト苗からは、めちゃくちゃ勢いよく脇芽がでます。
普通なら早め早めに取り除く脇芽ですが、ある程度育ててから取り除くようにします。
過剰な肥料を消費してくれるので、徐々に苗が正常化していきます。
地植えでトマト栽培している場合は
地植えで栽培していたトマトが肥料過多になった場合も、肥料が混ざっている土をできるだけ取り除いてください。
肥料分のない土を足すところまでは一緒です。
ベテランやプロは、その後の栽培でできるだけ水分を絞って水やりを最低限にし、必要以上に肥料が根に届かないように育てることを勧めておられます。
ビニールマルチを土に被せている地植えは、土の肥料抜けに時間がかかるからだそうです。
ただこの水分調整は難しい。
自信がなければプランター栽培と同様に、大量に水やりし、脇芽を育ててください。
肥料は自分で調節しよう
他の記事にも書きましたが、園芸肥料は効き方の違うものがたくさんあります。
また土によっても効き方が変わります。
漠然と肥料をテキスト通りにつかっていると、肥料過多や肥料不足になってしまいます。
早め早めにたくさん肥料を使わず、植物の状態をよく見て施肥するクセをつけましょう。
慌てなくても、液肥のような一日で効果がある肥料もあります。
まずは植物の状態を目で見て確認し、それから肥料を与える与えないを判断していきましょう。
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