使える?手回し発電機を買って分かった良い所悪い所
近年、自然災害によって私の住む福井県でも大雨・大雪により生活にも若干の支障をきたしました。地域によっては停電が発生した地域もありました。
前々から備えとしてポータブル電源による蓄電やソーラーパネルでの発電など対策は講じてきました。
しかし、ポータブル電源の電気も使い切って・尚且つ天気も悪かった場合、電気を生み出す手段が無いなということに気が付き今回新たな発電ということで「手回し発電機」を購入しました。
そうです。人力です。
ポイント
- 人力で発電できる
- 発電できる電気の量
こちらが購入した手回し発電機です。
本体・説明書・ハンドルとシンプルな中身となっています。
本体のサイズも思ったよりも小ぶりでした。
ただ、ハンドルを取り付けると回す分の空間が必要なため机なりの段差を使って回す必要があります。平らな地面に置いてだとハンドルが引っかかってしまう仕様でした。
出力時にはレギュレータスイッチで電圧(V)が調整できます。
USBを使う場合には5Vにする必要があるので基本的には5Vで使うケースが多そうです。
出力用ポートとしてはUSB-Aが2つ、DCが2セットあります。
説明書にはMAXで20Wが最大で出力可能とあったので、頑張ればスマホの急速充電以上の発電が出来るものと思われます。
試しに何も接続せずに回してみました。
やはりハンドルの存在があるので机の端でハンドルを回すことになりちょっと窮屈です。
次はUSBを一つ使ってスマホの充電をしてみました。
少し回すとスマホの方にも電気が送られ充電が始まりました。
次は電力を測れるバッテリーを二台繋いで回したところ
「4.4W」「3W」と10W弱の数値が出せました。
しかし、回せど回せどこの数値を超えることは出来ず、カタログ値である20Wには全然及びませんでした。
ちなみに少し古い機種のソーラーパネルを使って発電したところ、太陽の向きを合わせないような状態でも9Wで発電してくれました。
太陽の光を浴びせるだけなので非常に楽でした。
やはり手回しというのはそれなりに非効率だな。というのが分かってきました。
もしものもしもで使うが基本はほかの方法の発電が楽
今回の手回し発電機ですが1ポートでは大体5Wが限度というのが分かりました。
スマホの(急速じゃない)充電速度と同じくらいということで、大体5分使いたければ手回し発電機を5分回せば使えそうです。
ただ、回すだけでもそれなりに体力を使うので、これを使わないで良いことを祈りたいところです。
ただ、光も何も無い状態から発電が出来る唯一の機器ですので何かしら使う瞬間がやってきた時には非常にありがたい製品になりそうです。
今回の手回し発電機ですがどれぐらい大変かというのを製品の紹介とともに動画としても作っています。
お時間のある方はこちらもあわせてご確認いただき手回し発電機の必要性を感じていただければと思います。