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【名古屋市千種区】名古屋が誇る博多ラーメン「ラーメンどんたく本店」今池豚骨を食べてみました!

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

最近、名古屋でも博多ラーメンのお店が多数できて、日常的に利用しやすくなりましたが、そのルーツはどこにあるのか?

それぞれのお店が「我こそが元祖だ!」と唱えているため特定が難しいのですが、その有力候補の一つとして有名なのが千種区「ラーメンどんたく本店」さんです。

お店の外観がこちら。今池から少し歩いた通り沿いに位置しているお店です。どこか屋台を思わせる佇まいとなっています。創業から33年、地域に愛されている豚骨ラーメンの老舗です。

この「ラーメンどんたく本店」さん。メニューの数がとても多いことで知られています。うちは初めて?と聞いてくださった親父さんに初めてだとお伝えすると、注文方式を教えてくださいました。

分厚いメニュー表を開くと、かなりのバリエーションのラーメンが載っています。こちらからラーメンのメインとなるトッピング内容を決めるのが第一ステップです。

次にそのラーメンに合わせて、スープを決めるのが第二ステップ。その種類はなんと12種類です!30円〜50円での価格差はありますが、これほどのバリュエーションを揃えるだけでなく、ほとんど料金差なく提供しているのはすごいですね。

今回筆者は「ミックス半熟焼豚・今池豚骨」をチャーハンセットで注文しました!まずラーメンから。

焼豚が花びらのように丼の縁を飾り、半熟煮卵1つと角煮4切れ、キクラゲや海苔など豪華なトッピング内容になっています。

食べても食べても減らないお肉をいただきながら、ラーメンを啜るというのも満足度が高いですね。博多系でここまでお肉とラーメンが組み合わさっているお店は少ないのではないでしょうか。

スープは濃厚でとろっと粘度も感じられますが、不思議と染み入るあっさり系。名古屋市民ご用達のスガキヤを思わせるまろやかさも備え、和風豚骨という概念は、やはり名古屋で生まれた味だと再確認されます。

きっと和風豚骨の確立には、きっと「どんたく」さんの今池豚骨が一役買っているのでしょう。優しい味わいの中に、博多豚骨らしいクセのある匂いが混ざります。

この絶妙なスープに細麺を纏わせて啜るのは至福のひとときです。

非常に細い麺は、表面が柔らかく滑らかですが、ちゃんとぱつッとした歯応えがあり、小麦自体の香りも楽しめます。濃厚とあっさりの良い塩梅をいくラーメンは、とても食べやすく、最後まで飽きのこない味わいです。

根強いファンがいるのも納得の大変おいしいラーメンでした。

しかしそと同じくらい驚いたのがセットメニューです。ラーメンに+110円でチャーハンをつけられるのですが、とてもクオリティの高い一品でした。

おこげのついた部分がしっかり混ざっていて、王道のチャーハンに香ばしさがプラス。少ししっとりしており、旨味が口いっぱいに広がっていきます

お昼にラーメンを頼むとライスが一杯無料のため、それを見越して110円にしているのかぁ...コストパフォーマンスがすごいな!と思っていたらチャーハン+一杯無料ライスのW食いをしているお客さんもいて驚きました!(笑)

ということで念願の名古屋豚骨発祥のお店の一つ「ラーメンどんたく本店」さんをご紹介しました。メニューの話題性やお店の個性も楽しみにして、ぜひ一度訪れてほしい名店です。

<ラーメンどんたく本店>
住所:名古屋市千種区神田町32-13
営業時間:11:15~14:00、18:00~23:00
定休日:不定休
電話番号:052-711-2371
アクセス:名古屋市営地下鉄・今池駅から徒歩約7分

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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