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出掛ける前からジャズ気分:Aura(アウラ)クリスマス・コンサート2013

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

12月21日(土) 開場 17:45/開演 18:30

会場:富ヶ谷Hakuju Hall

出演:Aura(アウラ:原嶋絵美、畠山真央、菊地薫音、大石悦代、奥脇泉)

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Aura クリスマス・コンサート2013

女性5人のクラシック・ア・カペラ・グループ・アウラのコンセプトは「声だけで名曲は生まれ変わる」―ソニー有機ELテレビや沢井製薬、ACジャパンなどのCMや、「のだめカンタービレ」の挿入歌などを担当し、今もっとも注目されるクラシック・ア・カペラ・グループ、アウラ。

究極の楽器ともいうべき“声”だけで織りなすアウラの音楽は、ベートーベン「田園」、チャイコフスキー「花のワルツ」などの器楽曲には詩を引用して新たなアレンジで挑み、古楽曲には手を加えず、伝統的なスタイルで歌い上げる。そして近年は日本各地の民謡をリメイクするなど、つねに進化をつづけている。

これまで、トエラ、エピックレコード、ふたつのレーベルから計6枚のアルバムをリリース。最新作では、世界初の試みとなるヴィヴァルディ「四季」のアカペラによる全曲収録により「新たなジャンルを切り開いた」と高く評価されている。

それぞれがソロの実力と魅力を兼ね備え、清らかに、力強く豊かに響き、溶け合うアウラのアンサンブルに多くの期待が寄せられている。

出典:profile|Aura Official Site

Aura
Aura

2005年にリリースされた彼女たちのファースト・アルバム『アウラ』を耳にしたとき、クラシックの枠から飛び出すようなアプローチを取り入れた彼女たちのパフォーマンスに興味をもって以来、機会があるとライヴに足を運ぶようになりました。

なにが飛び出しているのかというと、ジャズで言うところの“ヴォーカリーズ”という手法を意識させるような部分。

“ヴォーカリーズ“というのは、クラシック的にはいわゆるスキャットを意味しますが、ジャズではテーマ部分からアドリブ展開部分を含めて歌詞を当てはめて歌うことを指します。

ベートーヴェン「田園」やチャイコフスキー「花のワルツ」に詩を引用してアレンジしなおしたり、近作では世界初の試みとなるヴィヴァルディ「四季」のアカペラによる全曲収録というチャレンジを見ても、そのジャズぶりがうかがえます。

演奏予定曲は、「アヴェ・マリア」「ファースト・ノエル」「ハレルヤ」「Walking in the Air」(アニメ「スノーマン」挿入歌)ほか。

♪ヴィヴァルディ:四季 夏 第3楽章 アカペラ The Four Seasons (Vivaldi)

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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