米国進出を果たした12戦全勝8KOのスーパーバンタム級
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00260158/title-1632653230868.jpeg?exp=10800)
11戦全勝8KOのドミニカ人、WBAスーパーバンタム級11位のルイス・ヌネスが米国デビューを果たした。対戦相手は10戦全勝5KOのジャイボン・ガーネット。このファイトはフェザー級で行われた。
無敗同士の潰し合いが予想されたが、試合は一方的にドミニカンが支配した。
![Photo: Dave Mandel/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00260158/image-1632653287522.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ガーネットは、私が長く取材したKing of Junior Welterweight(現スーパーライト級)の故アーロン・プライアー<※彼について詳しく知りたい方は拙著『神様のリング』(講談社)をお読みください>と同じオハイオ州シンシナティの出身ということもあり、応援したくなったが如何せんレベルが違った。
22歳の誕生日に米国でのデビューを飾ったヌネスは、オープニングベルから思い切りよくパンチを振るう。その荒々しい攻撃を、ガーネットは終始持て余すしかなかった。
![Photo: Dave Mandel/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00260158/image-1632653314445.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
結局、3人のジャッジすべてが100-90と採点し、ヌネスが世界ランカーの力量を見せ付けた。
ガーネットはなす術の無いまま、試合終了のゴングを聞くしかなかった。
![Photo: Dave Mandel/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00260158/image-1632653342534.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
勝者は言った。
「素晴らしい内容だっただろう。ジャッジの採点に異論は無いよ。全てのラウンドで俺がポイントをとったさ。攻撃はもちろん、ディフェンスも良かっただろう。ガーネットはいい選手だが、俺を痛めることはできなかったな。早目に次の試合を組んでほしいね」
世界ランカーとして米国に進出し、当地でのデビュー戦に勝利したヌネスは、これから本格的に世界タイトルを目指した戦いが始まる。SHOWTIMEが今回の試合をオンエアーしたことも好材料だ。
どこまで上っていけるだろうか。