Yahoo!ニュース

保育園で親が着る服「登園から入園式・保護者会まで」無難な服装を現役保育士が指南

オオタ先生現役保育士 幼保英検1級

現役の保育士&幼保英検1級です。

普段の登園から保護者会、入園式まで、保育園に親が着ていくべき服で迷う方もいるでしょう。

極力、周りから浮かない服を選びたいと思うのですね。

今回は、現役の保育士の立場から、「無難な服」「みんなが着ている平均値的服」「悪目立ちしない服」という基準で保育園で保護者が着る服を紹介します。

登園時に親が着る服

保育園への登園時は保護者はほぼ全員仕事に向かう直前なので、それぞれの職場に適した服装で登園します。

保育士としては、ヒラヒラのワンピースでもペンキがいっぱいついた作業着でも全く困りません。

ただ、いつもスーツの人がたまにすっぴん&ジーパンで現れると「ママ、今日休みかもね」と噂をすることはあります。

保護者会で親が着る服

保護者会や懇親会など、先生と保護者だけが集まる会においても、先生たちは保護者がどのような服を着ていても何とも思いません。

スーツ着用の職場に勤務していない限り、男性も女性もセーターにパンツ(スカート)といった、いたって普通の服装をしている保護者が多いです。

ただ、個人的にはジーパンやショートパンツ、露出の多い服だけは止めておいた方が良いと思います。

入園式・進級式・卒園式で親が着る服

ここ数年はコロナ禍にいたので、2024年度が数年ぶりの入園・進級式開催だったという保育園も多かったようです。
数年開催していないので事前情報にも乏しく、保護者も「何を着れば良いの?」と迷いに迷った様子が伝わってきました。

2024年度の進級式、親の服装の内訳はこんなところでした。

  • 普段着の親:2割
  • スーツの親:3割
  • 普段着の上にジャケットを羽織っている親:4割
  • ジーパン・作業着などの親:1割

なお、入園式・進級式・卒園式とで正装度合いを比較すると次のとおりです。

卒園式>>>>>入園式>進級式

卒園式は卒園児の担任は袴を着たり、参列する職員もエプロンを脱いで正装で参列して卒園を祝います。
無難を目指すのであれば、卒園式だけはスーツ着用をおすすめしますよ。

保育園の先生たちは親の服装をどう見ている?

親はどんな服が良いのかと心配するかもしれませんが、保育園の先生たちは保護者が何を着ていても気にしていません。

いや、おしゃれな服かどうかではなく、別の観点から保護者の服装を見ています。保育士同士で話題になったのがこんな保護者の服装です。

登園時に裸足

外構工事に携わっているためか、いつも作業着姿で登園するサクラちゃんパパ。
作業着姿の保護者は多数いますが、サクラちゃんパパは常時裸足
「万が一、水虫を持っていたら(子どもたちに)伝染るから靴下履いてきてほしいよね」などと保育士同士で話をした記憶があります。

首にスマホなどを大量に下げている

いつも首からスマホやカードケースなどを下げて保育園に来るリョウ君パパ。
子どもたちはお友達のパパ・ママにも興味津々なので、気がつくと保護者の周りが子どもでいっぱいになっていることがあります。

大人が首から提げているスマホは、腰をかがめるとちょうど0-2歳児の顔面の高さになります。
このため、リョウ君パパのスマホがお友達のおでこにゴッツンということもありました。

保育士の間では「首から提げている物、トレーナーの内側とかに入れてきてもらいたいね」と話をしたことがあります。

親の持ち物を子に持たせる

0-2歳児クラスまでは登園時のお支度はほぼ親が行いますが、お支度中子どもが静かになるからという理由で、車や家の鍵がついたキーホルダーを子どもに握らせているユウ君ママ。

急ぐあまり、そのまま子どもと一緒にキーホルダーを保育園に置き忘れたことがありました。

親自身の持ち物は肌身離さずが鉄則です。

まとめ

現役の保育士の立場から、「無難な服」「みんなが着ている平均値的服」「悪目立ちしない服」という基準で保育園で保護者が着る服を紹介してきました。

一般的に身なりや服装でその人の社会的地位を推し量ったりすることがありますが、保育士は親の社会的地位には正直なところ関心がありません。

おしゃれできれいな服装にこだわるよりも、保育園で過ごす園児と衝突してしまうなどのリスクを考慮して、シンプルで安全な服で保育園に来て欲しいと思っています。

現役保育士 幼保英検1級

共働きの現役保育士です。「うちの子保育園で何してる?」をテーマに保育園のリアルを伝えます。 幼保英語検定1級・TOEIC 875・ヤマハ指導グレード5級 自身も保育園児の母であった経験から、保護者の立場に立った情報提供を心がけています。 保育園・幼稚園生活が少しでも楽しいものになりますように。

オオタ先生の最近の記事