現地時間の18日、人気YouTuberのジェイク・ポールと元UFCウェルター級王者であるタイロン・ウッドリーがボクシングルールで戦った。

　またしても同ファイトを、SHOWTIMEがPPVで放送した。フロリダ州アスレチック・コミッションも両者の対戦を"プロボクシング"と認め、興行を成立させた。

　第6ラウンドに右フックを浴びせたポールがウッドリーをKOして決着がついたが、常識的に考えれば、ポールをプロボクサーとして認めるには無理がある。

　ポールは5戦全勝4KOということになっているが、ボクサーとしてまともなキャリアを積んでいる選手との対戦は無い。それでもPPVでメインイベンターとなってしまっている。

　ポールはメディアを利用するビジネスマンとして、確かな才覚がある。ポールの支持者はボクシングファンではなく、YouTubeウォッチャーだ。消費者のニーズに応えていることは間違いない。

　来夏、ポールはUFCの人気王者だったコナー・マクレガーと対戦する話も浮上したようだ。

　ただ、こうした金儲けの仕方が、いつまで続くか。SHOWTIMEの動向に注目したい。