【良い中古車買いたい!】中古車選びで見るべき7つのポイント
中古車市場は、数多くの選択肢とお得な価格で魅力的です。しかし、その多様性の中で本当に質の良い中古車を見つけるためには、いくつかの重要なポイントを押さえることが必要です。
新品同様のコンディションで、信頼性が高く、長く快適に使える車を手に入れるためには、どこを見て何を確認すべきでしょうか?
この記事は車系Instagramアカウントでフォロワー8,400人超え、ブログ「やっさん車好きの味方」を運営する生粋の車好きの私が、みなさんに中古車選びに役立つ7つの重要なポイントを詳しく解説します。
①走行距離が少ない
中古車を購入する際、多くの人がまず注目するのは「走行距離」です。車の走行距離は、1年で1万kmが目安といわれています。中古車については、1年で1万kmを基準として増減により価値を決める場合が多いです。
走行距離が少ない車はエンジンや部品の摩耗が少なく、長く安心して乗ることができると一般的に考えられています。ここでは価格に差が出る走行距離と保証つきの走行距離でどう変わるのかを解説します。
10万kmの走行距離
1年で1万kmを基準とすると10万kmは10年落ちになります。走行距離が10万キロを超えた車は過走行車となり、故障しやすいと思われることも多いですが、最近の車は性能や部品の質が向上しており十分使えます。10万kmを超えると中古車の価格が安くなるため、しっかり整備されている車を見つければお得に買える可能性もあります。
保証つき3年6万kmの走行距離
トヨタの3年6万kmのメーカー保証(一般保証)は、新車を購入した際に提供される保証で、購入日から3年間または走行距離が6万kmに達するまでのいずれか早い方が適用されます。この保証は、車両の主要なコンポーネントに対する保証で、通常の使用による故障や不具合に対して修理や部品交換が無料で行われます。
エンジン、トランスミッション、駆動系、ブレーキシステム、電気系統などの使用で発生した故障や不具合に対して保証が適用されます。
メーカー保証(一般保証)が残っている中古車は、購入者にとって大きな安心材料となり、その分市場価値も高く評価される傾向があります。保証が提供する安心感や経済的メリットが、購入者に対して魅力的なポイントとなり、中古車市場での価値を高める要因となります。
保証つき10万kmの走行距離
トヨタの5年10万kmのメーカー保証(特別保証)は、新車を購入した際につく保証で、購入日から5年間または走行距離が10万kmに達するまでのいずれか早い方が適用されます。
一般保証よりも特定の主要コンポーネントやシステムが対象となります。
エンジン、トランスミッション、ハイブリッドシステム(ハイブリッド車の場合)など、長期的な信頼性が求められる部分に対して保証が提供されます。
この特別保証が残っている中古車は、新車並みの保証を受けられるため、購入者にとって非常に魅力的です。そのため、市場価値も高く評価される傾向があります。
②整備歴があって年式が新しい
新しい年式の車は最新の技術と安全機能を備えているため、安全性や快適性に優れています。そして、整備歴がある車は定期的にメンテナンスが行われているため、信頼性が高く安心して乗ることができます。
整備記録簿の確認
中古車を購入する際には、まず整備記録簿を確認しましょう。中古車販売店や前のオーナーが整備記録簿を保管している場合があり、そこには過去の整備履歴や修理内容が記載されています。そのため、購入を検討している車両が整備記録簿を持っているかどうか、販売店や前のオーナーに問い合わせることが重要です。
メンテナンスシールの確認
車両のエンジンルームやドア枠などに貼られているメンテナンスシールも確認してください。メンテナンスシールには、過去のオイル交換や点検の記録が記載されていることがありますので、注意深くチェックしましょう。
自動車修理業者に問い合わせる
購入を検討している車両が過去に修理やメンテナンスを受けていた場合、その整備を行った自動車修理業者に問い合わせることも有効です。修理業者には、車両の修理内容や整備履歴についての記録が残っている可能性があるためです。
③外装の状態の良さ
外装の状態の良さは中古車の価格に大きな影響を与えます。外装がほぼ完璧で、塗装がきれいで傷や凹みがない場合、その車は市場価格の上限近くで取引されることが多いです。
大きな傷や凹み、塗装の剥がれがある場合、価格は大きく下がる可能性があります。例えば、相場が100万円の車が外装の状態が悪い場合、10〜30%程度の減額となることがあります。つまり、価格は70〜90万円程度になることがあります。
④内装の綺麗さ・電装系の動作状態の良さ
内装の綺麗さと電装系の動作状態の良さは中古車の価格に大きな影響を与えます。購入時にはこれらの要素をしっかり確認し、価格に見合った状態かどうかを判断することが重要です。
内装の綺麗さ
内装が新車同様に綺麗で、シートやダッシュボードに傷や汚れがない場合、その車は高く評価されます。内装が汚れていたり、シートやパネルが破れている場合、価格は大きく下がります。特にタバコの臭いやペットの臭いが残っている場合、減額幅が大きいです。10〜30%程度の減額となることがあります。
電装系の動作状態
電装系がすべて正常に動作する場合、その車は高く評価されます。特にナビゲーションシステムやエアコン、電動シートなどが完全に機能することが求められます。多くの電装系が動作しない場合や修理が必要な場合、価格は大幅に下がります。特にエアコンやナビなど重要な機能が動作しない場合は、大きな減額ポイントとなります。20〜40%程度の減額となることがあります。
⑤車検の残期間がある
車検の残期間は中古車の価格に大きく影響を与えます。車検が長く残っている車は高く評価され、車検が短い場合や切れている場合は価格が減額される傾向にあります。
車検の残期間が長い場合
車検の残期間が1年以上ある場合、購入者はすぐに車検を受ける必要がないため、その分のコストを節約できます。そのため、中古車は通常、市場価格よりも5〜10%程度高く評価されます。
車検がほとんど残っていない場合
車検の残期間が数ヶ月以下の場合、購入者はすぐに車検を受ける必要があるため、その分のコストが考慮され、価格は10%程度減額されることがあります。
車検切れの場合
車検が切れている車は、購入後にすぐに車検を受ける必要があるため、そのコストを反映して価格がさらに下がることがあります。10〜20%程度の減額となります。