【京都市】東山区 「白川一本橋(行者)橋」を渡って『福高大明神』にお参り!
京都の祇園といえば、華やかなイメージがありますが、白川沿いにはたくさんの歴史そして文化的にも大切な場所があります。
東山区中心に流れる白川は、比叡山と如意ヶ嶽の間を源に左京・東山区を流れる川。全長9.3キロの白川は、砂が白いことで川が白く見えると言われています。
ここでは、数多くの映画やドラマの撮影が行われており、私も何度か仕事で写真撮影などに立ち会ったことがあります。
川沿いの柳に夕刻なると舞妓さんの姿が見えることもあり、京都の情緒を楽しめる人気スポット!
そこに「白川一本橋(行者)橋」があります。「白川一本橋(行者)橋」は、白川に架かる簡素な石橋。
明治40年の架橋で、比叡山の千日回峰行を終えた阿闍梨さんが『京都大廻り』の際、修行後にこの橋を渡ることから行者橋、阿闍梨橋(あじゃりばし)とも呼ばれるようになりました。
粟田祭りの「曲渡り(曲差し)」が行われる場所でもあったのですね!
粟田神社や粟田祭りについては、過去記事ご参照ください
また、白川一本橋は通称『たぬき橋』とも呼ばれています。
その橋のたもとに『福高大明神』が鎮座しており、昔は引戸になっていて扉に隠された裏側にひっそりといらっしゃいました。今では、その引戸も取り払われ、誰でも参拝できるようになってます。
商売繁盛で有名な『伏見稲荷大社』には、実は多くの神様がいらっしゃいます。狐も有名ですが、その内の一神で御使いが狸といわれています。『福高大明神』は古くから分身として祀られてきたそう。
歯痛や歯の病に御利益があるとされ、虫歯の子供たちはここに必ず参りに来たそうです。また、芸能が盛んな祇園の花柳界の界隈にあることで、芸能の神様としても崇められていますよ♪
白川一本橋(行者橋) 福高大明神
京都府京都市東山区梅宮町