「キャンピングカーと着物とラーメンと」

「北海道：北２４条駅：麺鍾馗（しょうき）」

「麺鍾馗」おすすめポイント

1. 関西でその名を轟かせる「セアブラノ神」創設者が札幌で新たなチャレンジをしたお店
2. 麺だけ食べても美味しい！昆布の旨味に浸かったつるもち麺
3. 近隣コインパーキングに駐車でトッピングサービスも

関西では何度も通わせてもらった「セアブラノ神」を立ち上げた店主の中野さんが札幌に移住して手掛けたお店が2022年1月にオープン、そのお店がこちらの「麺鍾馗」です。

店主中野さんとは御縁があり、北海道でラーメンの炊き出しなどでご一緒させてもらい早速訪問すると私のステッカーをお店に貼ってくださっていて感激しました。

お店は駅からも近く周辺にオフィスビルも多くお昼時に伺うと外に行列ができていました。

駐車場

お店の横には専用駐車場が２台分。

その他近隣のコインパーキングに駐車した場合、駐車券を持参することで同行者全員に１００円のトッピングが無料になるという太っ腹なサービスがあります。

１２時半頃に到着した私はちょうど先客が出るタイミングで専用駐車場に停めることができました。並びは５名。回転が早く１０分ほど待つと店内に入ることができました。

券売機

券売機で食券を購入。メニューが多いので間違えないように選択します。

メニューは背脂煮干・三大昆布水つけ麺・冷やし担担麺・京都背脂醤油・そして７月の限定麺となっています。

店内連食は混雑時にはお断りとのことなので連食希望の人は食券を購入する前にスタッフさんに確認しましょう。

三大昆布水つけ麺　１３５０円

店主中野さんとは先日昆布漁師さんのご自宅でラーメンの炊き出しをご一緒させてもらったという御縁もありもちろんオーダーは三大昆布水つけ麺に。

三大昆布ということで「羅臼昆布」「利尻昆布」「真昆布」を贅沢に使用したつけ麺は麺鍾馗の人気メニューです。

美しく整えられた麺線とレアチャーシューのピンク色、レモンの黄色と見た目にも鮮やか。

昆布水のつけ麺といえば考案者の「ロックンビリーS１」嶋崎氏が有名ですが今は広く様々なお店で提供されています。

昆布水のつけ麺は、つけ麺の麺が時間が立つと麺がくっついてしまう現象を改善するために試行錯誤し開発されたもので、麺がくっつくことを防止する以外に昆布の旨味を麺にまとわせることでつけ汁とともに口の中で旨味の相乗効果が期待できるんです。

まずはそのまま麺を頂いてみるとかなり濃い目に抽出された昆布の旨味が麺に絡んでこのまま一気に食べていしまいそうなほど美味しい！

麺自体もしなやかで、ややとろみのある昆布水を纏うことでさらに啜りやすく、夏の暑い日、食欲が減退しているときにもさらっと啜ることができますね。

スープ

つけ麺といえばこってりしたつけ汁が多いイメージですがこちらは塩ベースのあっさりしたスープ。

動物系の旨味がありますが昆布水をまとった麺を投入しても昆布の香りが飛ばないようになっていて、食べ進めるごとに昆布の風味が強まり後半の伸びがすごい。

麺にもチャーシューが乗っていますがつけ汁の中にも北海道産の豚バラ肉がたっぷりと入っています。

柔らかい食感のねぎとの相性も抜群。

大きなレアチャーシューが一枚どーんとトッピングされていて、かなりピンク色に見えますが見た目の色ほどレア感はなく、低温調理されたしっとりした肉質がとても美味しい！そのままでも肉の旨味がありますが脂身部分を少しつけ汁に浸して柔らかくするとなお美味しくいただけます。

昆布水のつけ麺は麺が浸っている昆布水を割りスープにするお店が多い中こちらは割りスープを提供。

強めにひかれた和出汁が入っており、動物系の旨味のスープに昆布の旨味、そして和出汁が追い打ちとなり最後にとんでもないスープが完成するというストーリー。

海の恵みをうけた美味しいスープに完飲必須です。

鍾馗丼　４５０円

店名を冠した丼は注文してハズレ無しなので見つけたら注文してみて。

鍾馗丼は４５０円でこのボリューム！かなり量が多いので不安な方はハーフサイズもありますよ。

韓国風の味付けで、胡麻油とコチュジャンかな？甘辛いタレがしっかり絡んだ角切りチャーシューがごろごろ入っています。

御飯の量がとにかく多いのでしっかりお腹いっぱいに。

卵黄を割ると全体がまろやかになるのでまずはそのまま一口、こってりした旨味を味わったら卵黄を絡めて濃厚な丼を楽しみました。

最後まで楽しませてくれる昆布水のつけ麺は三大昆布を浸かった強い旨味が特徴的。付属のレモンを噛むことで口の中がリセットされ最後まで新鮮な旨味を感じることができます。

駐車券のトッピングサービスやポイントカードなど通うほどにオトクな麺鍾馗はもちろんまた訪問したいお店となりました！