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ワールドマインドスポーツゲームズのこぼれ話

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
名人戦第2局の新聞解説を務める山田規三生九段=2020年9月16日、筆者撮影

2008年、北京オリンピックのあと、頭脳を使うスポーツとして、第1回ワールドマインドスポーツゲームズが開催されました。実施された5競技は、シャンチー(中国象棋)、チェス、コントラクトブリッジ、ドラフツ(チェッカー)、そして囲碁です。

日本からも棋士が派遣されて、団体戦や個人戦、ペア碁で戦い、団体戦で男女とも銅メダルを獲得しました。

今回は、その準備合宿でのこぼれ話を紹介しましょう。

囲碁は6種目。それぞれの参加選手は以下の通りです。

●男子個人戦

山城宏九段、彦坂直人九段、三村智保九段、山田規三生九段、坂井秀至七段

●女子個人戦

梅沢由香里五段、佃亜紀子五段、万波佳奈四段

●男子チーム戦

山下敬吾九段、羽根直樹九段、高尾紳路九段、河野臨九段、依田紀基九段

●女子チーム戦

鈴木歩四段、青木喜久代八段、小山栄美五段

●男女ペア戦

小林覚九段&矢代久美子五段ペア、今村俊也九段&小西和子八段ペア

平岡聡アマ&平岡由里子アマ ペア

●オープン個人戦(アマチュア)

中園清三アマ、森洋喜アマ

オリンピック傘下で行われたため、大会にはトレーニングウエアで臨みます。

練習合宿も、ナショナルトレーニングセンターで行われ、選抜された棋士が集まりました。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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