【台東区】上野の街の一角から灯りが消えた日。
「上野の街」と聞いて思いつく単語はたくさんあります。上野公園、桜、動物園、パンダ、アメ横、美術館などなど。その思いつくワードの中に、ABAB上野店が入っているのは私だけではないと思います。ABABの閉店が2023年4月に発表された時、きっと多くの人が驚いたのではないでしょうか。今年に入ってから閉店までのカウントダウンが始まり、残りの日数が減っていくのを寂しい気持ちで見ていました。
そして2024年6月30日、ついに78年の永い歴史に幕をおろしました。最終日、最後のお別れにABAB上野に行ってみると、雨模様であったにもかかわらず、たくさんの人たちで賑わっていました。1階にある人気のクレープ店、SWEETS PARADISEにも長い行列ができていました。
閉店時間の午後6時には、たくさんの人たちの「ありがとう! ABAB!」という掛け声が上がったようです。
閉店後1日たった2024年7月1日夜のABAB上野の様子がこちら。すでに垂れ幕が外されていました。明かりが消えた一角はやはり寂しい雰囲気です。自分が幼かったころからずっと上野に存在し続けていたABAB上野。学校帰りに寄り道して買い物をしたり、お茶をしたりとたくさんの思い出があります。しかし今は、感謝の気持ちで「78年間お疲れ様でした! ありがとう!」とだけ伝えたいです。
ABAB UENO
〒110-8541 東京都台東区上野4丁目8−4