【日光市】紅葉の穴場!日光の秘境・三依へ行ってみない?見頃は11月2週目頃、三依グルメ・温泉も満喫!
日光の紅葉というと奥日光・世界遺産エリアが有名ですが、日光市には知る人ぞ知る絶景の紅葉スポットがたくさんあるんです。ことに筆者のお気に入りは日光市最北の三依地区。透明度抜群の清流・男鹿川と紅葉は心に深く染み入る風景。さらに、蕎麦・わさび・きのこなどの三依グルメや温泉、秋の渓流釣りも楽しめる超穴場の地域です。遅れていた紅葉もいよいよ始まり、11月第2週後半頃から見頃を迎えそうです。今年は日光秘境の紅葉へ行ってみない?
※11月1日現在の紅葉状況:五十里ダム・三依とも色づき始め。ピークはもう少し先になりそうです。
三依地区ってどこにあるの?
三依地区は日光市最北の地。人口約300人の限界集落で、北部の県境を越えると、そこは福島県南会津町。冬は雪が1mから多いところでは2mも積もる、夏は涼しく冬は寒さの厳しい地域です。
※ひぃふぅみよりHP
◆三依ってどんなところ?
三依には美しい自然、美味しい山の幸、温泉、美味しい水と澄んだ空気があります。そして一度訪れると、今まで知らなかった土地なのに、まるで自分の故郷のような気がしてしまう、素朴で温かな三依の人たちと出会えます。
■心安らぐ自然と風景
三依地区を流れる男鹿川は上流から末流まで、どの場所でも川底が見えるほど透明。 男鹿川末流は、二年連続関東一級河川水質1位にも選ばれています。
◆秘境の地・三依地区は穴場の紅葉スポット!
三依の秋は清流を色鮮やかな木々が彩り、桃源郷のような美しさ。あまり知られていないので渋滞が起きることもほとんどありません。まさに穴場中の穴場。
■エメラルドグリーンのダム湖と紅葉のコラボがたまらない!
三依地区南部の五十里湖(ダム)では、翠の湖岸にそそり立つ、絵の具を散りばめたような山々に出会えます。三依地区ではありませんが、五十里ダム見晴らし台から車で10分弱の湯西川ダムで、ダックツアー(水陸両用バス)に参加するのもおススメ!
五十里湖
五十里湖住所:栃木県日光市川治温泉川治295-1
日光旅ナビ・五十里湖
湯西川ダックツアー:栃木県日光市西川478−1 道の駅 湯西川
電話番号:0288-78-0345
日光旅ナビ・湯西川ダックツアー
■「独鈷沢わさび園」わさびグルメ満喫の紅葉スポット
赤・黄。緑・オレンジのバランスがひときわ美しい紅葉スポットは「独鈷沢わさび園 ばーちゃんの店」。
一昨年はカウンターのみだったのが、昨年はステキなテラス席に進化。今年は渓谷沿いに散策路、茅葺の珈琲焙煎ハウス(もうすぐ完成)、ドッグランも新設され、ますます パワーアップ!
こちらは自家栽培のワサビをつかった「わさび丼セット(わさび丼・手打ちうどん・天ぷらまたは(岩魚の唐揚げ)1500円」。土日限定のメニューになりますがメチャ旨です!
独鈷沢わさび園に来たら、看板メニューの「わさびソフト(500円)」をぜひ。濃厚なソフトクリームに、おろしわさびをたっぷり乗せて醤油をスプレーしてあります。ソフトクリームにワサビってどうなの?と思いますが、これが想定外の旨々~!
独鈷沢(とっこざわ)わさび園 ばーちゃんの店
所在地: 栃木県日光市独鈷沢118-1
電話: 0288-79-7007
所在地:栃木県日光市独鈷沢118-1
営業時間10:00~16:00
定休日:木曜日 ※冬季休業 12月1日~3月31日
独鈷沢わさび園HP!
■「入山沢 三依渓流釣り場」紅葉ウォッチングしながら渓流釣り!
渓流釣りは10月から全面禁漁となるところがほとんどですが、「三依渓流つり場」は11月末日まで渓流釣りの許可が下りているため、紅葉の美しい沢で釣りができるんです。
三依渓流釣り場には食堂やバーベキュー場もあるので、釣りたての魚をその場で焼いて楽しめます。
広い敷地には、色鮮やかな木々に囲まれたフリースペースもあり、フリスビーをしたり思い思いに過ごせます。さらに三依渓流釣り場では、ヨガ体験教室、フライフィッシング入門教室、釣りコンなど、様々なイベントも催行しています。
※釣りに関しての詳細・イベント情報などは、ホームページからお確かめください。
三依渓流釣り場
住所:栃木県日光市中三依1293
TEL&FAX 0288-79-0110
営業期間:3月21日~11月30日
営業時間:午前7時~午後4時30分
受付:午後1時まで、食事:午後3時まで、釣り:午後4時まで
※バーベキュー場施設利用・中三依温泉駅からの送迎は予約が必要です。
ホームページ:三依渓流釣り場
■温泉(男鹿の湯)・BBQ・宿泊もOK!「みよりふるさと体験村」
三依地区の中で、ひときわオシャレなスポットは「ふるさと体験村・男鹿の湯」。宿泊ができるキャビンやキャンプ用サイト、源泉かけ流しの温泉・男鹿の湯やバーもあり、若者にもファミリーにも人気のスポットです。
男鹿の湯は、日帰り温泉・売店・無垢の木のカウンターBar・Books & Cafe(ライブラリスペースは休止中)・湯あがりラウンジ(無料マッサージチェアやリクライニングチェア休止中)からなります。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。自家源泉100%の柔らかな優しいお湯です。男女別の内湯があり窓に紅葉の木々が映ります。紅葉も楽しめますよ。
バーや湯上り処は、見知らぬ人同士でも会話が弾みそうな居心地のいい場所。
キャビンに泊まってBBQ(日帰り可)を楽しんで、三依時間をのんびり楽しめば、なんだかここが「ふるさと」のような気がしてしまう、まさに「みよりふるさと体験村」です。
みよりふるさと体験村
住所:栃木県日光市中三依423番地
電話番号:0288-79-0262
アクセス・その他詳細はホームページ参照
◆三依は美味しい蕎麦やワサビ・きのこや山菜に出会える地!
きれいな空気と美味しい水に恵まれた三依は、昔から蕎麦打ちがさかんな地。蕎麦に欠かせないわさびも栽培されています。おろしたての生わさびで食べる蕎麦は、もう、最高です!
■「三依そば街道」のそば屋
「三依そば街道」には、・横川のさと・山野草 不動滝・カネジュウイチ・そば処 ナラ入沢・やすらぎ・こま草・石臼挽き蕎麦 古代村・そばの宿 まるみの湯・湖畔亭ほそい、などの美味しいそば店があります。その中から筆者が実食して、美味しかったお店を三軒ご紹介します。
■ 横川のさと
福島県との県境・南会津まで車で約2分の位置にある美味しいそば屋。注文を受けてから手打ちする二八の三たて蕎麦は、香りも喉越しもすばらしい! 蕎麦が出てくるまで、自家製のお漬物やお惣菜が乗った皿が運ばれてきます。栗きんとんも絶品。
ご主人が朝どりしたきのこや山菜で作る天ぷらや、運が良ければまつたけ蕎麦(不定期・限定メニュ)も味わえます。上の写真は三味そば(辛み大根・とろろ・きのこ)。
横川のさと
住所:栃木県日光市横川38
電話番号:0288‐79‐0813
定休日:不定休
■ カネジュウイチ
蕎麦に生わさびを練りこんだ緑色の「わさびそば」が人気。爽やかなわさびの香りの後にツーンと鼻に抜ける心地よい刺激が来て、クセになる美味しさ! 川魚や旬の山菜や野菜を使った天ぷらもおススメです。
カネジュウイチ
住所:栃木県日光市上三依612‐1
電話:0288‐79‐0333
営業時間:10:30~
定休日:不定休
【日光市】ツーンと爽やか「わさびそば」日光の秘境のそば店 カネジュウイチとは
■「ふれあいの里 古代村(ロッジ古代村&石臼挽き蕎麦 古代村)」
「石臼挽き蕎麦 古代村」は、石臼で挽いた十割蕎麦を味わえる人気の古民家そば店。石臼で挽く十割蕎麦は香り豊かで喉越しもすばらしく、 江戸時代に食べていたという珍しい「蒸しそば」もぜひ食べていただきたい一品。
同じ敷地内にある「ロッジ古代村」のコテージは、ペット同伴でも宿泊可。見事な紅葉の里山に囲まれて、のんびり三依の秋を満喫できますよ。
ふれあいの里 古代村(ロッジ古代村&石臼挽き蕎麦 古代村)
住所:栃木県日光市中三依688-1
電話番号:0288-79-0520
営業時間:11:00~15:00(夜は予約のみ)
定休日:木曜日
ロッジ 古代村ホームページ
■ 南会津がすぐそばだから天然茸も楽しめる!
天然茸は震災後から出荷制限がかかってる地域も多いのですが、南会津はキノコや山菜に出荷制限がかかっていない地域。南会津から近い三依では、南会津産の天然きのこも存分に楽しめます。
◆「お食事処 山野草 不動滝」きのこ・紅葉・山野草も!
紅葉の美しい滝・不動滝を上から眺める位置にある「お食事 山野草 不動滝」は、きのこ狩りの名人たちが採った長野や南会津産の天然茸を楽しめるお店。お店の窓から紅葉の不動滝を眺めながら、旬の山の幸を満喫できます。
茸シーズンならではのお楽しみは、天然茸が20~30種も入った「キノコ汁」。希少なきのこを使った「ししたけごはん」や「ちたけそば」「舞茸ステーキ」もおススメ! 運が良ければ「松茸ごはん」に出会えるかも。キノコが採れるシーズンには、売店に採りたての天然きのこも並びます。またこの店は山野草販売の許可を持っているため、希少な山野草も買うことができます。
◆「ぎゃらりーかふぇ 扇屋」おじいちゃんが挽く石臼挽き珈琲!
美味しい珈琲をのんびり飲みたい時には山菜加工品阿部商店の中にある「ぎゃらりーかふぇ扇屋」へ。石臼挽きの美味しい珈琲、そば粉のガレットやそばがきなどを作るのは、米寿を迎えたアーティストのおじいちゃん(阿部商店会長)。
阿部さんは陶芸・書道はプロはだしの腕前で、琴の演奏もするスーパーおじいちゃん! 実はこのカフェ、阿部さんが78歳で始めたカフェ。以来、石臼でコーヒーを挽き、ガレットや甘味を作り、ワンオペでお客様をおもてなししているんですよ。もう、すごいッ!の一言!
珈琲と共に出てくるのは、阿部商店の山菜&きのこ。これは無料のサービスで、気に入ったらお土産に買うこともできます。そしてぜひ食べていただきたいのが三依名物の「とち餅」。とち餅は三依の名物ですが、作るのに大変な手間がかかるため作る家もお店も少なくなってしまったのだとか。
かふぇの外には「ぎゃらりー」があり、阿部さんが集めた棟方志功の版画などのコレクションが展示されています(入館無料)。
スーパーおじいちゃん阿部さんが石臼で挽く珈琲を、手作りの器でいただき、阿部さんと話をしていると、なんだか元気が湧いてくる・・・「ぎゃらりーかふぇ扇屋」は、そんな優しい時間を紡いでくれるお店です。
ぎゃらりーかふぇ扇屋
住所:栃木県日光市中三依120
電話番号:0288‐79‐0221
営業時間:11:00~17:00
定休日:火・水・木曜日
◆三依にはまだまだ美味しい紅葉&お店がたくさん!
三依には他にも「つちや」「こま草」「やすらぎ」など、まだまだ美味しいお店がたくさん! 全制覇を目指して三依の紅葉グルメスポットmapを作ったので、皆さんもぜひ、ランチを楽しみながら絵のように美しい三依の晩秋を楽しんでくださいね。
日光市三依地区
公式サイト:日光市三依地区観光サイト「ひぃふぅみより」