千賀滉大がシーズン開幕前にスーパーボウルで米国デビューへ!球団CMにリモート出演
【メッツのコーヘン・オーナーが更なる投資】
今オフ史上最大規模の大型補強を断行したメッツのスティーブ・コーヘン・オーナーが、選手補強とは別に更なる投資を行ったようだ。
米スポーツ専門サイトの「The Athletic」が現地時間の2月9日に報じたところでは、同オーナーは2月13日に開催される今シーズンのNFL王者を決めるスーパーボウルのTV中継でCM枠を購入し、球団CMを流すことを決めたようだ。
この球団CMには新加入の千賀滉大投手も出演しており、シーズン開幕を前に一足先に米国デビューを飾ることになる。
【30秒間CMの総額は150万ドルとの試算】
今回コーヘン・オーナーが購入したCM枠は全国版ではなく、ニューヨーク周辺地域(ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルバニア州、メリーランド州、ワシントンDC、デラウエア州、ウェストバージニア州、バージニア州)だけに特定された地域版のようだ。
それでも米国ではスーパーボウルは最も視聴率が高いスポーツイベントとして知られ、CM枠は毎年高値で取引されており、そこでCMを流す企業はスーパーボウル用のCMを制作するなど、一種のステータスとなっている。
前述サイトが報じたところでは、専門家の意見としてコーヘン・オーナーは地域版の30秒間CM枠ながら150万ドルを支払っていると試算している。
【千賀投手だけ日本からリモートでCM撮影】
この球団CMはすでにメッツのキャンプ地であるフロリダ州で撮影を終了しており、球団アカウントを通じてSNS上で公開されているので日本からも視聴できる。
その内容は、フランシスコ・リンドア選手、ブランドン・ニモ選手、エドウィン・ディアス選手らがチケット予約センターのオペレーションとして登場し、次々に電話対応していくというものだ。
その中で千賀投手はスマホ画面で登場し、お化けフォークについて説明するシーンが組み込まれている。千賀投手だけは現地入りしていなかったので、このシーンのために日本からリモート出演しているということだ。
このCMにはピート・アロンソ選手やジャスティン・バーランダー投手、マックス・シャーザー投手らのスター選手は登場していないものの、球団CMはチームの顔と呼べる選手たちが選ばれるものだ。
そこに新加入の千賀投手が選ばれたことは大変名誉なことであり、米国デビューの場が野球でなく全米最大スポーツイベントとなり、野球ファン以外からも存在を知ってもらえる絶好の機会になりそうだ。