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肝臓が悪くなるとどうなる?-「沈黙の臓器」が知らせるサインとは?-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「肝臓が悪くなるとどうなる?」というテーマで解説していきます。

今回の目次

  1. 肝臓はどんな臓器?
  2. 肝臓の代表的な働き
  3. 肝臓が悪くなるとどうなる?
  4. 肝臓と生活習慣
  5. 最後に

1.肝臓はどんな臓器?

肝臓は、お腹の中でも「右上」にある大きな臓器です。

成人で約1000〜1500gほどもあります。

大人の場合、体重の約50分の1(約2%)の重さだといわれています。

2.肝臓の代表的な働き

肝臓の代表的な働きは下の3つです。

栄養素の代謝

胆汁の生成

解毒

働き①:栄養素の代謝

肝臓は、様々な種類のタンパク質やコレステロールを合成します。

また、糖を蓄えたり、蓄えた糖を分解して「血糖値」にも関わります。

働き②:胆汁の生成

肝臓でつくられる「胆汁」は、腸で脂肪を消化しやすくする役割があります。

ただし、直接分泌されるわけではなく、胆のうで濃縮して、蓄えられてから腸へ分泌されます。

働き③:解毒

体内で発生した「アンモニア」などの有害な物質は、肝臓にて解毒されます。

またアルコールの分解によって産生される「アセトアルデヒド」も肝臓で代謝されます。

肝臓は他にも様々な働きがあるため「体内の大化学工場」ともよばれます。

3.肝臓が悪くなると?

肝臓は強い再生力を持ちます。

そのため、肝臓に炎症(肝炎)が起きても再生します。

しかし、再生と炎症を繰り返していると、肝臓が繊維化して、硬くなっていってしまいます。

このようにゴツゴツと硬くなった状態を「肝硬変」ともいいます。

肝臓の働きが悪くなったとしても、初期は自覚症状がないことが多いです。

しかし、肝臓の機能が大きく低下すると、下のような症状が現れることがあります。

  • 右上腹部痛(お腹の右上の痛み)
  • 黄疸(目や皮膚が黄色っぽくなる)
  • むくみ
  • 肝性脳症(脳に有害な物質が蓄積する)
  • 女性化乳房(男性の乳房が発達してくる)
  • 手掌紅斑(手のひらの血管が拡張して赤くみえる)
  • 食欲の低下など

4.肝臓と生活習慣

肝臓が悪くなる要因として、よく言われるのが「お酒の飲み過ぎ」ですね。

アルコールは肝臓で分解されるため、確かにお酒を飲み過ぎると、肝臓に負担がかかります。

しかし、お酒を飲まない方でも、肥満脂質の摂り過ぎなども肝臓を悪くしてしまうことがあります。

また、肝臓に限らず、内臓器はストレス・睡眠不足・過労などに弱いので気をつけましょう。

5.最後に

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、初期は自覚症状が現れにくいです。

そのため、自覚症状はなくとも日常からの食生活・適度な運動・肥満の解消・ストレス解消に気を遣うことが大切ですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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