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『iPhone 7 Plus』はSmartConnectorを搭載?相次ぐ設計図データからのリーク

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
iPhone 7 Plusとみられるレンダリング画像。OnLeaks氏が公開

2016年秋に発売されるとみられているAppleの最新スマートフォン『iPhone 7 Plus』には、外部キーボードを接続するSmartConnectorが搭載されている可能性があるとリーク情報から明らかになりました。

SmartConnectorとは『iPad Pro』に採用されている新コネクタで、外部キーボード『Smart Keyboard』を取り付けるだけでデータと電力の両方をやり取りでき接触型のコネクタです。

iPad Pro - Smart Keyboard - Apple(日本)

リークされた設計図データ(CAD)を見ると、iPhone 7 Plus(もしくはiPhone 7 Proと呼ばれる)にはそのSmartConnectorの存在を確認できます。

データから3Dモデルをレンダリング

今回のiPhone 7についての情報をリークしているのは、各ガジェットのリークをTwitterで頻繁に行っているOnLeaks氏(@OnLeaks)とイギリスのウェブメディア『uSwitch』です。

彼らはこのデータは、AppleにiPhoneのアルミボディを供給している『可成科技(キャッチャー・テクノロジー)』から得たとものだと話しています。

約1分30秒の短い動画ですが、レンダリングされた3DモデルからはiPhone 7 Plusにのみボディ背面に3つの丸い端子――SmartConnectorらしきものを確認できます。

大きいモデルのみ背面下部に3つ丸い端子がある。動画より
大きいモデルのみ背面下部に3つ丸い端子がある。動画より

また、イヤホンジャックの消滅、カメラレンズの大型化(Plusはさらにデュアルレンズ)、カメラレンズの出っ張りの存在も確認できます。

下部のイヤホンジャックが存在しない。動画より
下部のイヤホンジャックが存在しない。動画より
大きい方はレンズがデュアル化しており、どちらも出っ張っている。動画より
大きい方はレンズがデュアル化しており、どちらも出っ張っている。動画より

別のデータでもSmartConnectorを確認

さらにOnLeaks氏は、「この画像がiPhone 7 Plusのものだ」とは明らかにしないまま、新たなレンダリング画像をTwitterに投稿しています。

OnLeaks氏が公開した謎のレンダリング画像。Twitterより
OnLeaks氏が公開した謎のレンダリング画像。Twitterより

OnLeaksさんのツイート: "... https://t.co/sQSfY58O2s"

そこにはSmartConnectorらしきものにくわえ、iPhoneのアンテナの役割をする「Dライン」もボディのサイドに残っていることが分かります。

SmartConnectorやデュアルレンズなど、リーク情報が本当であればAppleは「ただのiPhone」と「Plus」の差別化を図っているようです。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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