【保育士が見てきた】兄弟が仲良しな家族の5つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今回は「兄弟が仲良しな家族の特徴」について、5つご紹介します。
兄弟が仲良しな家族の5つの特徴
1、夫婦が仲良し
2、兄弟を比較しない
3、「お兄ちゃんだから」「弟だからこうしなさい」を言わない
4、ケンカが悪いものだと思っていない
5、ウィンザー効果をうまく活用している
1、夫婦が仲良し
イメージ通り、1番多い特徴は夫婦が仲良しだということです。
子どもからしたら、1番身近な存在なのはパパとママ。
夫婦の会話ややりとりを見て、コミュニケーションの方法を学んでいきます。
夫婦が仲良しということは、パパとママから“人と人がうまくいく方法〟を自然と習得できていくから、されて嬉しいことを兄弟にもしてあげられるんですね。
2、兄弟を比較しない
仮にどちらかが“勉強ができる〟“走るのが速い〟“大きな役をやっている〟という優秀な要素があったとしても、それを話題に出して比較することはありません。
もしも、それを比較してしまったらどうなるでしょうか?
優秀な子は優秀な子で、出来ない子に対して馬鹿にするようになったり、期待されることでプレッシャーになってしまうこともあります。
優秀ではない子は、嫉妬心が生まれたり“どうせ自分なんて〟という感情が生まれ、自己肯定感が下がってしまいます。
一方で兄弟が仲良しな家族は「兄弟みんなそれぞれの良さがある」と考えています。
優劣なんてなく、それぞれの個性をしっかり認めてあげているということですね。
兄弟を比較していいことなんて、実は何もないんです。
3、「お兄ちゃんだから」「弟だからこうしなさい」を言わない
例えば、こんなことを言われたとします。
「お兄ちゃんだから弟のお世話をしなさい」
「弟だからお兄ちゃんのいうことを聞きなさい」
はじめは言われた通り、行動してくれると思います。でもある時こんな疑問を持ってしまうんです。
“お兄ちゃんだから弟のお世話をしないといけないの?〟
“弟だからお兄ちゃんのいうことを聞かないといけないって何?〟と。
「弟のことが好きだからお世話をする」「お兄ちゃんのことを尊敬しているからお兄ちゃんのいうことは聞く」という自発的なものでなければ、誰だって続きません。
ただ仕方ないからやらされているだけ状態になってしまうからです。
“お兄ちゃんだから、弟だから〟は今日から封印しましょう。
4、ケンカが悪いものだと思っていない
“ケンカは悪いもの〟というイメージがあると思いますが、兄弟の仲がいいパパとママはそもそもケンカすることが悪いものだと思っていません。
パパとママもケンカはするし、兄弟のケンカも毎回毎回わざわざ仲介役に入ったりしません。暴力はNGというルールだけは伝えたら、あとはそっと見守ります。
そのケンカを通して得るものがたくさんあると考え、どうしてもケンカの収拾がつかない時のみ、1人ずつ話を聞いて平等に対応していきます。
仲直りのタイミングは、本人同士にさせているようです。
そもそも、誰とでもケンカできるわけではありません。そして、ケンカを通して人間関係を学ぶタイミングは小さな頃しかできないですよね。
そう思うと、乳幼児期のケンカは貴重なものだと言えます。
5、ウィンザー効果をうまく活用している
人は「直接本人から褒められるよりも、第三者から褒められた方が嬉しく感じる」という特性を持っています。
このことをウィンザー効果といいます。
「お兄ちゃん(Aくん)が保育園でかけっこの練習をすごい頑張ってたってBくん(弟)のこと褒めてたよ」
「Bくん(弟)がお兄ちゃん(Aくん)が公園でケガした友達を優しくお世話をしてあげてたって教えてくれたよ。」
それを聞いた兄弟は“お兄ちゃん/弟は、僕のことをそんないい感じに見てくれてるんだな〟と嬉しくなり、大好きになっていくのです。
兄弟が仲良しな家族は、ウィンザー効果を意図的にやっている訳でなく無意識的だとは思いますがこれができているように思います。
まとめ
今回は「兄弟が仲良しな家族の特徴」についてお伝えしました。
兄弟が仲良しなことはママにとっても大きな活力になります。大きく成長してからも得なことが多いです。
10秒前までケンカしてたのに、いつの間にか仲直りしてゲラゲラ笑っているということも私自身も小さい頃はよくありました。
兄弟ケンカをたくさんしても仲が良ければ、家族でたくさん思い出を作っていくことができます。兄弟が仲良しならば、きっと人生も豊かになっていくはず。
家族はチーム。
兄弟を通して人との関わりをたくさん学んでいってほしいですね。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。