ウィリアム王子とキャサリン妃の第2子誕生に「興味ない」61%の意味は?
英王室のウィリアム王子とキャサリン妃の第2子誕生が間近に迫ってきた。英国はしかし、総選挙の真っ最中とあって、英メディアの第2子報道は抑え気味だ。
国民の関心が第2子に集中すると、それでなくても下降傾向の投票率がさらに下がる恐れがある。大手世論調査会社YouGovの調査(4月16~17日)で「興味がある」が37%、「興味がない」が61%。
「プリンス」か「プリンセス」のどちらが好ましい?という質問には男の子が2%、女の子が24%、気にしないが71%。
プリンセスの場合、好ましい名前は?という直近の調査(24~25日)に「ダイアナ」と答える人が12%で一番多かった。しかし、「わからない」が29%、39%と断トツで多い。
キャサリン妃が出産を予定しているセント・メアリー病院前には英王室の「追っかけ」が陣取っているものの、他の患者に迷惑にならないよう報道陣はキャサリン妃が入院するまでシャットアウト。
英王室関係者は「海外メディアからの取材申請はジョージ王子誕生の時と同じぐらいある」と関心の高さを強調している。
故ダイアナ元皇太子妃とのダブル不倫騒動、離婚、ダイアナ元妃の交通事故死、カミラ夫人との再婚で人気が急落したチャールズ皇太子。エリザベス女王の次は皇太子を飛ばしてウィリアム王子が国王にという声は依然として強い。
直近の世論調査(24~25日)ではチャールズ皇太子が王位を継承すべきが41%で、ウィリアム王子の方が良いの35%を上回っている。
チャールズ皇太子が国王になれば、英国民の王室離れが進むかもしれない。しかし英王室人気は今のところ衰える兆しはまったくない。
元気いっぱいのおばちゃまエリザベス女王とフィリップ殿下。
人気はないが、やり手のチャールズ皇太子とカミラ夫人。
若くて明るいウィリアム王子、キャサリン妃とジョージ王子。
やんちゃ坊主のヘンリー王子。
役者ぞろいの英王室について4月16~17日の世論調査で61%が今の英国にプラス・イメージを与えていると答えている。英王室はロイヤルベビー誕生などのイベントに左右されない安定した人気を得ていると言えそうだ。
(おわり)