7月最後の週末は花火好きが東海地方に大移動!? 7月27・28日の東海地方の注目花火大会をご紹介!
7月に入り、各地で花火大会が開催されています。花火好きとしては、見たい花火大会が同じ日に重なることが少なくないので、嬉しいけれども悩ましい毎日が続きます。
そんな花火好きのうち、全国各地から東海地方に足を伸ばす人がぐっと増えるのが、7月最終週の週末。なぜか? 花火ファン注目の花火大会が、この週末の東海地方で多数開催されるからです。土曜日・日曜日ともに魅力的な花火大会が開催されるので、この週は東海地方に滞在し、土日両日の花火を満喫する人も少なくありません。少しの移動で土・日曜日ともに良い花火大会が見られるというのは、遠征する際には嬉しいものです。
多くの花火ファンを惹きつける、2024年7月27日(土)・28日(日)に東海地方で開催される6つの花火大会をご紹介します。
※掲載内容は記事執筆時点のものです。最新の情報を公式サイト等でご確認ください。
7月27日(土)
ふくろい遠州の花火(静岡)
静岡県西部の袋井市で開催される花火大会。静岡のみならず、愛知県や長野県の煙火店もプログラムを担当し、盛大な花火を打ち上げます。しかしそのメインは「全国花火名人選抜競技大会」とあるように、花火コンテスト。選抜された10名の花火名人が、「8号割物・8号創造玉(自由玉)・スターマイン」でその技術を競います。
競技花火とその他のプログラムのバランスが良く、多彩なプログラムが楽しめる花火大会です。そして静岡県らしい、富士山型ナイアガラ「空中ナイアガラ 大富士瀑布霊峰」は必見! 富士山をかたどったナイアガラ自体は実は珍しくないのですが、その大きさと美しい形状は、やはり静岡ならでは!とうならされます。
袋井駅、愛野駅の2つのJR駅から徒歩約20分と、アクセスしやすいのも魅力。有料観覧席は販売予定枚数終了ですが、無料観覧エリアも広くとられています。公式サイトに各種注意事項が丁寧に掲載されているので、ぜひご確認ください。
【全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火】
開催日時:2024年7月27日(土)19:20~21:00
※荒天の場合、7月28日(日)に順延。
開催場所:静岡県袋井市 原野谷川親水公園
アクセス:JR袋井駅・愛野駅から徒歩約20分
「ふくろい遠州の花火」公式サイト
桑名水郷花火大会(三重)
三重県北部の桑名市で開催される「桑名水郷花火大会」は、揖斐川河口の中洲で打ち上げられ、花火が川面を照らすさまも美しい花火大会です。なかでも注目度が高いプログラムは、NTN株式会社が提供し、伊那火工堀内煙火店が打ち上げを担当する「ミュージック花火」。10分を超える音楽とシンクロした花火演出に、毎年感動の声が上がります。
東海の中心部・名古屋駅から桑名駅まで普通列車でも約30~40分、JRと近鉄の両方が使えるアクセスのよさも魅力の一つ。市内の宿はもう難しいですが、名古屋あるいは四日市市ならまだホテルも確保できます。
観覧会場は全席有料席で楽天チケットやチケットぴあなどのプレイガイドで発売中。完売している席種も多いですが、1名分から買えるイス席や、リーズナブルな河川敷エリアなどが7/24日時点でまだ販売されていました。とはいえ残り少なくなっているので、お早めに!
【桑名水郷花火大会】
開催日時:2024年7月27日(土)19:30~20:30(予定)
※荒天の場合は7月28日(日)に順延。
開催場所:三重県桑名市 揖斐川河畔 鍋屋堤
アクセス:近鉄・JR・養老鉄道 桑名駅から徒歩約20分
「桑名水郷花火大会」公式サイト
きほく燈籠祭(三重)
数年前から、毎年夏になるとSNSを賑わせる花火の画像があります。海の上を埋め尽くすように色とりどりの花火が開き、また海面に美しく反射する光景は幻想的。多くの人に強い印象を残し、「きほく燈籠祭」の名を広めました。
「きほく燈籠祭」は三重県紀伊長島町のお祭りで、紀北町の皆さんが作りあげた大燈籠と花火大会が楽しめます。海上の空を色鮮やかな千輪花火が埋め尽くすような「彩雲孔雀」は圧巻で、これを目当てに毎年たくさんの人が訪れます。
会場は紀伊長島駅から徒歩約15分の長島港。有料観覧席などは設けられていないので、混雑に注意してご観覧ください。帰路の便は、熊野市方面行き・多気方面行きともに臨時列車が運行されますが、こちらも混雑が予想されるので、時間をしっかり確認したうえで行動してくださいね。
【きほく燈籠祭】
開催日時:2024年7月27日(土)20:00~21:00
※荒天の場合は、7月28日または29日に順延予定。
開催場所:三重県紀北町 長島港
アクセス:JR紀伊長島駅から徒歩約15分
「きほく燈籠祭」公式サイト
津花火大会(三重)
三重県中部の県庁所在地・津市の夏を彩る花火大会。阿漕浦海岸で開催されます。海上での打ち上げを生かした、扇状に開く美しい花火や、船から投げ込んだ花火が海面で半円に開く「水上孔雀の舞」など、特徴ある花火が打ち上げられます。今年は、7年にわたり工事をしていた、3kmにおよぶ堤防道路を開放し、より観覧しやすい環境となっているそうです!
打ち上げ場所の正面に協賛席が設置されていますが、こちらは7月12日で募集終了。ですが、阿漕浦海岸・御殿場海岸の広いエリアから、無料で見ることができます。屋台が出るほか、海の家も営業しているので、お祭り気分も満喫できますよ。
【津花火大会】
開催日時:2024年7月27日(土)20:00~21:00
※荒天の場合は順延。(最長7月29日(月)まで)
開催場所:三重県津市 阿漕浦海岸・御殿場海岸
アクセス:近鉄・JR津駅からシャトルバス+徒歩にて津ヨットハーバーまで約20分、打上場所正面まで、津ヨットハーバーから徒歩約20分
JR阿漕駅から打上場所正面まで徒歩約25分
「津花火大会」公式サイト
7月28日(日)
蒲郡まつり納涼花火大会(愛知)
愛知県西部の蒲郡市、竹島も近い蒲郡港で開催される花火大会。音楽に合わせて上がるミュージックスターマインを中心に、水上スターマインなど、華やかで力強い演出で魅せます。今年も打上担当煙火店・加藤煙火お得意の点滅花火がキラキラさく裂するはず! もう1つの目玉は、東海地域で唯一上がる正三尺玉。上空で直径約650mにも広がる巨大な花火が、蒲郡では3発も上がります。
実は愛知県は昔から三河花火の地として知られています。江戸時代には、三河国で開催されていた「吉田の花火」が日本三大花火の1つに数えられていたほど花火の盛んな土地柄。伝統に裏打ちされた質の高い花火をぜひご堪能ください!
応援賛助席は、セブンチケット(WEB)またはセブンイレブン店頭マルチコピー機にて購入可能、記事公開時点では1名席のみ残席あり。会場内は混雑するので、落ち着いてご覧になりたい方はぜひご検討ください。
JR・名鉄蒲郡駅から徒歩約5分の近さも魅力です。ただし帰路は大勢の人が集中するので駅前は長蛇の列になり、乗車までに時間がかかります。帰りは時間に余裕をもって、焦らず行動してくださいね。
【蒲郡まつり納涼花火大会】
開催日時:2024年7月28日(日)19:30~21:00(予定)
※荒天の場合は、7月29日(月)に順延。
開催場所:愛知県蒲郡市 蒲郡港周辺
アクセス:JR・名鉄蒲郡駅から徒歩約5分。
「蒲郡まつり納涼花火大会」公式サイト
豊田おいでんまつり花火大会(愛知)
日本が世界に誇るトヨタ自動車の企業城下町・豊田市最大のイベントである「豊田おいでんまつり」。そのフィナーレを飾るのが「豊田おいでんまつり花火大会」です。豊田市をはじめとする愛知県の煙火店はもちろん、静岡県や長野県など、各地の煙火店が集まり、さまざまなプログラムを打ち上げます! 多彩なスターマイン、三河特有の手筒花火、黄金の光の滝が流れるナイアガラ大瀑布など、約100分間、みどころ満載の花火大会です。
豊田市駅、新豊田駅からも近い、矢作川河畔が舞台。豊田大橋、そして川向うには豊田スタジアムも見渡せる、絶好のロケーションです。名古屋駅までも電車で約1時間とアクセスも良いので、遠方からでも訪問しやすい花火大会です。有料観覧席は7月28日(日)19:00まで販売予定。ただし売り切れ次第終了で、完売している席種もあるので、ご検討はお早目に。
【豊田おいでんまつり花火大会】
開催日時:2024年7月28日(日)19:00~20:40
※荒天の場合は中止、順延なし。
開催場所:愛知県豊田市 矢作川河畔(白浜公園一帯)
アクセス:豊田市駅・新豊田駅から徒歩約15~20分
「豊田おいでんまつり」公式サイト