【北九州市若松区】「くきのうみ花火祭典」を観る穴場?高塔山から見た洞海湾の夜景が美しい!
若松区は長崎や神戸などの港町と同じように、坂道が多くて海岸線の近くに山がある地形なので、山の中腹から街・海・山が同時に見える最高のロケーションです。
3年ぶりに開催される「くきのうみ花火大会」を鑑賞するにも絶好の場所ではないかと、下見を兼ねて高塔山公園に行ってみました。
高塔山の中腹に広大な敷地、多目的広場も
駐車場は第1駐車場から第3駐車場まであって100台近くの車を収容できそうです。少し標高が高いせいか若干涼しく風が心地よい。
広大な敷地内には緑の芝生広場や野外音楽堂などの施設もあり、多目的に利用できる空間になっています。
そういえばあちこちにアジサイがありました。雨の多い6月くらいには満開のアジサイに囲まれて風情のある雰囲気なんだろうな。
見晴らしの良い展望台と河童伝説
展望台へと歩を進めます。どんな景色が見えるのだろう、と期待に胸を膨らませながら歩いていると、展望台前の広場に多くのタイルが敷き詰められているのを発見。
大きな円状に貼られたタイルで表現していたのは2体の河童。脇には河童封じ込み地蔵尊が祀られています。
若松の河童伝説は諸説ありますが、いたずらを繰り返す河童を捕まえた庄屋が、地蔵の背中に釘を打ち「この釘がある間は、いたずらはしない」と河童に誓わせたという話は有名です。
そして二階建ての展望台へ。あいにく二階部分は工事中とかで8月初旬までは入場できなくなっていました。
一階の展望室から見た眺めは最高。若戸大橋が真ん中に見え、奥には戸畑の町並みや製鉄の工場群が見えます。遠くは足立山、下関まで見渡せる絶好のロケーションです。
夜景は最高!ここから見る花火の祭典が楽しみ
日が暮れるまで待って夜景も味わいました。洞海湾に写る街の灯りが美しく、赤くライトアップされた若戸大橋など、皿倉山から見る夜景より身近に感じられる色とりどりの光の祭典といった感じです。
これは、くきのうみ花火祭典を見る絶好の場所です。にぎやかな祭りの雰囲気や打ちあがる花火の臨場感は味わえないかもしれませんが、高い所から見る花火もオツなもの。
若松側の水上花火もよく見えそうです。当日は混雑しそうなので、考えておられる方はお昼すぎには高塔山に入って夜を待った方がよさそうですね。
ちなみに、当日の夜は至る所で交通規制されるので移動はお早めに。また、高塔山は上りもくだりも一本道なので、花火の前後は渋滞必至です。
高塔山公園
住 所:〒808-0053 福岡県北九州市若松区修多羅
アクセス:小倉・戸畑方面からは若戸大橋を渡って信号を右折してそのまま直進。
若松からは国道199号線で若戸大橋方面へ、橋の手前を左折して直進
JR若松駅から1.7キロメートル(タクシーで800円程度)