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【高野町(高野山エリア)】金剛三昧院で初公開!これから高野山に行かれる方は要チェック。

田中寛人地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

世界遺産・高野山の金剛三昧院にて、建立800年を迎える経蔵(国重要文化財)の内部を初公開中。〜7月9日(日)

写真提供:金剛三昧院
写真提供:金剛三昧院

(金剛三昧院HPより引用)
経蔵とは、仏教建築の書庫、倉庫のひとつです。経典や版木などを保管するために建てられたもので、定められた建築形式はありません。
当院の経蔵は多宝塔と同じく、金剛三昧院と改められたときに建立することになったものです。建立は貞応2(1223)年頃で、建築様式が奈良にある東大寺正倉院などと同じ校倉(あぜくら)造りをしており、鎌倉時代初期の校倉造りの建立物としては現存状態が非常によく、重要文化財に指定されています。
内部には「高野版」と呼ばれる経典が書かれた版木が、500枚以上収められています。 

経蔵 正面
経蔵 正面

経蔵の内部を初公開すると共に、二代将軍徳川秀忠から賜った香木「羅國(らこく)」を特別展示しています。沈香という種類の大きな香木で、熱すると甘い香りが漂います。
羅國そのものを焚くわけにはいかないので、似たような香りの香木が現場で焚かれており、香りの再現がされています。

会期中は毎日9時と13時に焚かれるとのことなので、匂いをより感じたい方はこの時間帯を目指してご訪問下さい。

※金網越しでの見学となります。
※悪天候の場合はご開帳中止の場合あり

金剛三昧院は今回の経蔵以外にも、
・国宝の多宝塔
・国指定重要文化財の本坊 大広間 庫裡、四所明神社、天満大自在天神社
が文化財に登録されています。

右側建物が本坊入り口
右側建物が本坊入り口

また、見上げる巨木の六本杉や天狗様の祀られている毘張尊師社、季節的に境内のシャクナゲも見頃になり、見どころがいっぱい。

美しい風景
美しい風景

経蔵と比較して、六本杉の大きさをお分かりいただけるだろうか
経蔵と比較して、六本杉の大きさをお分かりいただけるだろうか

お庭の一部
お庭の一部

せっかく高野山に来られるのであれば、是非色々と見てお楽しみください。

――――――――――――――――――――――――――「金剛三昧院」
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山425
営業時間:8時00分~17時00分
電話番号:0736-56-383
拝観料:500円(中学生以下300円)

経蔵内部初公開 会期
 令和5年4月22日~7月9日

地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

和歌山県高野町在住。現場のフィールドワークを通してその土地ならではの地域資源を掘り起こし、地域づくりにつながる高付加価値商品開発や体験プログラムの企画造成支援や実践を行っています。そのスキルも活かして皆さまのまだ見ぬ和歌山県をお届けしていきたいと思っています。民俗学と発酵と和の薬草と昆虫食と染色のイベントもしています。社会教育士 (橋本市/高野町/かつらぎ町/九度山町 担当)

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