東京都心の梅雨寒はあと1日、その後は一気に連続真夏日も
東京都心で6月に3日目の20度未満は20年ぶり
きょう14日(火)午前中に、中国、近畿、東海、北陸地方で梅雨入りしたとみられるという発表がありました。これで東日本から西日本は全て梅雨入りし、残すは東北地方のみという状況です。
そして関東地方はからっとした暑さだったきのう13日(月)から一変し、再び梅雨寒となっており、昼前から小雨のぱらついている東京都心は、きょう午後5時までの最高気温が未明の0時37分に観測した18.6度で、どうやらこれがきょうの最高気温となる可能性が高くなっています。
もしそうなれば今月(6月)の20度未満は、6日(月)18.4度、7日(火)19.8度に次いで、3日目となります。
東京都心で6月に最高気温が20度未満となるのは、近年平均すると、2年に1日程度ありますが、3日以上あるのは2002年以来、20年ぶりとなります。ちなみに20年前は4日ありましたが、あすも20度未満が続く可能性があり、この記録に並ぶかもしれません。
あす15日(水)も関東は梅雨寒
あす15日(水)の予想天気図をみると、南の海上に梅雨前線が長々と停滞し、梅雨前線上の伊豆諸島付近を低気圧が進む予想です。関東地方の上空1500メートル付近は9度以下の冷たい空気に覆われており、雨の降る日中は20度に届かない可能性が十分に考えられます。
ところが低気圧の抜けるあさって16日(木)には日差しが戻るとともに一気に昇温し、しばらくの間は梅雨寒とはかけ離れた蒸し暑さが続く見込みです。
梅雨寒から連続真夏日も
東京都心はあす15日(水)にかけて雨が降りやすく、日中にかけて気温は17度から18度程度で、雨が止む夕方以降になって20度近くまで上がるでしょう。もし20度に届かなければ、上述した通り、今月4日目の20度未満となり、20年ぶりの記録となります。
ところが晴れ間の戻るあさって16日(木)は一気に気温が上がり、最高気温は28度くらいで、晴れ具合によっては30度以上となる可能性もあり、これをきっかけに連日、暑さが続く見込みです。
真夏日が連続する可能性も
ウェザーマップが発表した東京都心の10日間予報によると、17日(金)からはしばらく30度くらいの暑さが続く見込みで、これまでよりは湿気も多くなるので、ムシムシとした暑さを感じる日が多くなるでしょう。
今月に入り、東京都心では30度以上の真夏日はまだ1日もありませんが、この予想通りならば、来週にかけて、真夏日が急増する可能性があります。
東京都心における6月の真夏日日数の多い記録は、1894年と1979年に記録した10日ですから、もし予想通りに真夏日が連続すれば、過去の記録に匹敵するような暑さも考えられる状態です。
6月に入ってから梅雨寒も多く、長袖の活躍する天気も多かったですから、急にやってくる暑さや連続しそうな暑さに十分ご注意下さい。