【京都市】左京区 「大原」にある名勝「一の滝(音無の滝)」で平和を祈り癒される♪
京都大原といえば「三千院」、歌にも出てくる有名な観光地であり天皇家ゆかりの大切な場所ですね。
『高津商会』の小道具が活躍している時代劇の撮影などにもよく使われるロケ地としても知られています。
「三千院」さんの奥にある「魚山大原来迎院」から山道を300mほど登った場所に名勝『一の滝・音無の滝』があります。
この辺りはトレッキングコースとしても知られています。
しばらく山道を行くと水の落ちる音が聞こえてきました。
『音無の滝』は、律川の上流に位置する幅3~4mの小さな滝。
2段になった岩肌を水がなめらかに流れ落ちます。なんとも美しく優美な気分にさせてもらえる滝です。
滝のそばにある椿の花も美しく彩ってくれてました。
この滝は、天台宗の「良忍上人」が「声明(しょうみょう)」の修練をしたと伝わる場所。
「来迎院」を創建し「天台声明」や「融通念仏宗」を興した高僧「良忍上人」が、滝の水音と声明の声が調和し、ついには滝の音が消えたと伝わります。
また滝音で声明が乱れるのを恐れて呪文でその音を止めた(音無)という伝説もあるそうですよ。
この日は、3・11で鎮魂の思いを滝の水の流れにのせて頂き、平和を祈らせていただきました。
音無の滝
京都府京都市左京区大原来迎院町