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【河内長野市】寺ヶ池公園のしょうぶ園がリニューアル!アイリスの谷は、ショウブの花が見頃です

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

季節によっていろんな花が咲いている寺ヶ池公園ですが、6月といえばやはりアジサイですね。

しかし、今年はアジサイだけではなく、しょうぶ園がリニューアルして美しい花を咲かせているようです。さっそく、公園を散歩してみました。

今回はいつもの赤峰交差点ではなく、少し北東・南海千代田駅寄りにあたる寺ヶ池公園プール横の入口から入りました。

ここから入った理由は、すぐにアジサイの群生があるからです。さっそくですが、アジサイがきれいに咲いていますね。

アジサイの背景には、プールのスライダーが見えます。プールもあと1か月ほどでオープンしますね。

印象としては、一昨年がたくさん咲いていて、昨年はいまいちの咲き様だった印象のある寺ヶ池公園のアジサイ。今年はどうなんでしょう。

もちろんまだ6月上旬なので、アジサイはこれからです。

こちらは2年前の動画ですが、今年もこんな感じに咲いたら良いなと思いました。

アジサイをしっかり鑑賞したら、いよいよしょうぶ園です。

アジサイが咲いているところから歩いて行き、しょうぶ園に降りていく階段の手前に黄色い花が咲いていました。

調べるとこちらはキンシバイです。

キシンバイはオトギリソウ科オトギリソウ属で、中国原産の花。日本には江戸時代に渡来して観賞用として栽培されたとのこと。中国名の「金糸梅」から和名がつけられたそうです。

まだツボミも多くあるので、キンシバイもこれからです。

こちらがしょうぶ園への入口です。

この階段を下り、池のすぐ横を歩いたアイリスの谷のところにあります。

しかし、こんなことを言っては大変失礼なのかもしれませんが、お世辞にも昨年までのしょうぶ園は、看板がつけられるものとしては少々疑問符がついていた気がします。

工事前のしょうぶ園は名前だけでほとんど咲いていなかった
工事前のしょうぶ園は名前だけでほとんど咲いていなかった

こちらは昨年のしょうぶ園の様子です。一輪だけショウブを見つけられたという状態で正直がっかりしたのを覚えています。

また2年前にしょうぶ園を撮影した動画があります。見ると黄ショウブが咲いているのがわかります。改めて視聴すると2年前は結構咲いていました。

とはいえほぼ一種類しか咲いていなくて、しょうぶ園としては寂しいと思っていました。昨年に至っては、ほとんどショウブが咲いていなかったことを覚えています。

昨年の秋
昨年の秋

ところが昨年の10月の終わりごろにしょうぶ園の近くに行くと、工事予告を見つけました。

昨年の秋
昨年の秋

しょうぶ園のところに工事車両が入って整備しています。これはしょうぶ園を再生しようというのでしょう。この時、来シーズンのショウブの咲く時期が楽しみだなと思いました。

昨年の秋
昨年の秋

ちなみに昨年の秋といえば、寺ヶ池の水量が大幅に減少していて、本来水が溜まっているところもこのような川が流れているという状況でした。

寺ヶ池の水利組合の方の話では、意図的に水量を調節しているので、水が少ないことは心配いらない。この後放水をするから年が明ければ回復するだろうという話をされていました。

そしてこれが一昨日の寺ヶ池です。あんなに川が流れていたようなところが、すべて水没しています。

もう水路の配水口と水面がほぼ同じ位置にまでなっていて、ほぼ満杯のようです。昨年の水がなかった時との違いは、ずいぶんと極端ですね。

さて、アイリスの谷にあるしょうぶ園に行きました。工事の成果はどうなっているのでしょう。

見ると昨年とは見違えるようになっていました。ショウブも黄色だけでなく、いろんな色の花が咲いています。

また種類が増えただけではありません。こちらは咲いていませんが、よく見るとショウブの種類が明記してあります。

「黄ショウブ」と呼んでいた花も、堺の黄金という名前だというのがわかります。

品種によって、花の咲く時期に差があるのは梅と同じですね。

ショウブ園の山側のところにも、アジサイが咲いています。昨年はこのアジサイだけが目立っていたのを覚えています。

紫、ピンク、白と、いろんな色のショウブが咲いています。この画像のショウブは、七福神というそうです。

ピンクが鮮やかなこちらのショウブは、桃山の宴という名前がついています。

このようにいろんな色、種類のショウブがあり、かつ品種が明記しているので、「しょうぶ園」の名にふさわしくなりましたね。

しばらくの間、美しいショウブを見ていました。

またショウブを囲むように水路がありますが、穏やかに水が流れているのも素敵です。

次にしょうぶ園を離れ、アイリスの谷の先、丘のように盛り上がっているところを歩いてみましょう。

せせらぎのような流れが、しょうぶ園に向かって流れているようです。

気分を味わってもらおうと、少しだけ動画を撮りました。ちょうど鳥がさえずる音が美しく聞こえました。

丘を上がるようにして、いつもの広場のほうに向かいましょう。

このコースで散歩するのは久しぶりなので新鮮です。ちょうど梅雨の合間の晴れ間が見えるとき、新緑が美しいですね。

いつもの広場まで上がってきました。

散歩やジョギング、あるいはワンちゃんと共に歩いている方や子供たちの笑い声などが聞こえます。

こちらにもキンシバイとは違う黄色の花が咲いていました。

そして、ここにも美しいアジサイが咲いていました。本当にアジサイは梅雨空が似合いますね。

余談ですが、寺ヶ池の水がほぼ満杯になっているためか、寺ヶ池水路の水は止めているようです。

ということで、寺ヶ池公園のアジサイ、ショウブ、キンシバイといったこの時期に咲く花を見てきました。昨年までと違い、整備されたしょうぶ園には美しいショウブが、それもいろんな種類が咲いています。品種名がわかるのもよいですね。

またアジサイもキンシバイもこれからなので、雨が止んだタイミングで寺ヶ池を散歩して、いろんな花に癒されてみてはいかがでしょう。

寺ヶ池公園
住所:大阪府河内長野市小山田町
営業時間:24時間自由入場可能
定休日:無休
料金:無料
アクセス:南海千代田駅から徒歩10分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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