【奈良市】冬のおすすめグルメ!”ならまち”の穴場カフェでイチゴたっぷり濃厚スイーツ
はらぺこライターの旅人間です。今回は奈良で出会った素敵なお店について。それは取材で訪問した際、とても魅力的だったので改めて再訪したお店です。何が魅力的だったかって?それは際立つ”こだわり”かな…。
奈良で観光と言えば、大仏さんで知られる奈良公園が有名ですが、世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする地域の「ならまち」も忘れてはいけない。ここは江戸時代の末期から明治時代にかけての町家の面影を今に伝える場所。
近鉄奈良駅から南へ歩いて約15分、「奈良町資料館」に隣接し「庚申堂」のスグ近くにある和スイーツカフェ「ならまち 招福庵」へ。
店内は白壁と屋根瓦があって屋外のような趣。お店の方にお話を聞けば、このスペースは以前、裏手にある「奈良町資料館の一部」だったそう。なるほど!だからこれほど素敵な雰囲気に包まれているというワケだ。
そして、壁一面には「折り鶴カーテン」がある。紅白の夫婦鶴は「仲良きことの象徴」とされ、この縁起の良いモノが降り注ぐ雰囲気も実に良い。
ちなみに、同店は2021年元旦に新しくオープンしたお店。それにしても、奈良町資料館の一部だった場所で新規にカフェができるなんて、凄くないですか?
(※奈良町資料館は現在も同店の裏手にあります)
その理由は、同店を利用すればスグに分かります。良きものを伝えようとする”こだわり”が強いこと。それは文化であり、歴史であり、素材でもある。
例えば、「自然栽培 大和茶抹茶 お抹茶セット」を注文すると、ショーケースから赤膚焼(あかはだやき)のお抹茶茶碗が選べ、店主が面前で点前してくれるという。店主は赤膚焼と深い関わりのある方でもある。
そして、自然栽培の大和茶抹茶という点にも注目しておきたい。
「奈良のいちご」を使用したスイーツ
さて、今回は奈良市観光協会が主催する冬のグルメフェア「奈良 いちごまみれ!」が1月5日~2月29日(木)まで開催。同店でも特別メニューが用意されている。
それが寒い日にピッタリのスイーツ「いちごのあん葛フォンデュ」だ。
温かいイチゴのあん葛は、寒い日には体がホッと温まるように工夫された一品。そのお味は正直に甘い。とっても甘い。甘いけど、イチゴの酸味もしっかりしている。いや、どんだけイチゴ入れてるの?感じる濃厚さだ。
店主に「イチゴって、めちゃくちゃ入ってます?」と聞けば、「はい、企画が ”いちごまみれ”ですので~」とかえってきた。奈良県産イチゴを贅沢につかっているというが、食べた瞬間に分かるのはお見事としか言えない。
こちらは「赤こしあんの羊羹とイチゴの羊羹」。上にはイチゴゼリー、そしてイチゴの花に見立てた白い花は牛乳寒天だとか。
それにしても「甘そうだなぁ~」と少し警戒しながら食べると、意外や意外、甘さが控えめで食べやすい。
あまり大きい声では言えないが、私は甘い系は得意な方ではない。少量なら全く問題ないが、量が多かったり、甘みが強すぎるとスグに脱落してしまう。…ところが、ペロリだ。あんこも全て素材を厳選した自家製だそう。
こちらは「自家製の米糀甘酒&イチゴのゼリー、そして白玉」だ。ここで店主が「お好きなようにお召し上がりください」と…。
つまり、温かいイチゴのあん葛に甘酒を混ぜたり、白玉をフォークで刺して突っ込んだり味変が楽しめると。なるほど!だからフォンデュなのか。
早速、白玉フォークに刺しイチゴのあん葛を絡め取ってを食べ、続いて米糀甘酒を混ぜると「なんだこれ!」メチャクチャ味が変わる。イチゴの味わいはそのままに甘さがグッとまろやかに変化した。
お茶と一緒に、ゆっくり味の変化が楽しめる。すごい!
今回は期間限定の「いちごのあん葛フォンデュ」を紹介したが、同店はメニューが豊富でアレコレ食べてみたいものが沢山ある。店主さんご夫婦も優しく、とっても丁寧に接してくれる。
体に優しい素材と味にこだわるカフェ。おすすめですよ。
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ならまち 招福庵
住所:奈良市西新屋町12 ならまちHANARE館1階
電話番号:0742-87-1723
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜日( 振替休日あり)
公式instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)
冬のグルメフェア「奈良 いちごまみれ!」(外部リンク)
取材協力:ならまち招福庵