【富士宮市】高貴な香りに包まれて…『下之坊』の約400m続く藤棚の藤が見頃を迎えています!
通勤時に川沿いの雑木林などに埋もれてヤマフジが花を咲かせているのを見るようになり、今年も静岡県東部地域有数の藤の名所としても知られる『下之坊』に足を運んでみました。
『下之坊』は、日蓮正宗の寺院で山号は『大日蓮華山』。『富士五山』の内、大石寺と、妙蓮寺は駿河国上野郷(富士宮市上野地区)の地頭、南条時光の寄進によるものです。
下之坊も元は南条時光の下屋敷で、南条時光による開基の寺院です。
日蓮正宗発祥の地で、大石寺を『上の御坊』と呼ぶのに対して『下の御坊』と呼ばれるようになったのが名前の由来だそう。
駐車場からは約400m藤棚が続いています。
車から降りると、藤の高貴な香りがふわりと甘い香りが漂って来ます。
私はとても好きな香りなので、言葉にすると落ち着く香り、優しい香りと表現したいのですが、受け取り方は様々で華やかな香りとか魅力的な香りとかそれぞれ感じ方が違うようです。
藤棚の下を歩くと右手に竹藪があります。竹藪の地面を見ると小さなたけのこがぽこぽこと生えて来ていました。
藤棚に沿って歩くとちょうど中央辺りに本堂があります。
本堂前の藤の花は見事で、藤の花、本堂、富士山を一枚の写真に収められるということで、カメラを手にした方々の姿が、この辺りは特に多く見られました。
現在、見頃を迎えている『下之坊』の藤棚。
優しい藤の花の香りに包まれて、藤棚から零れる暖かな日差しと共に、本格的な春の訪れを感じる時間はとても癒されますよ。
下之坊
住所:富士宮市下条2021付近
アクセス:県道184号線を白糸方面に向かい、右手にある焼きそば豊延さんを右折して約200m
駐車場あり