【富士宮市】織田信長の首塚を祀る西山本門寺で『信長公黄葉まつり』が開催!火縄銃演武は迫力満点
今日は、富士山にうっすら雪が積もりましたね。
山梨県の甲府気象台から観測されたら、初冠雪!今年の初冠雪は130年の観測史上1番遅いそうです。
この写真を撮影した尾崎バイパスには毎年11月になると『信長まつり』と書かれた紫色ののぼりが立ちます。
今週末11月10日(日)は、市内西山にある『西山本門寺』で毎年恒例の『信長公黄葉まつり』が開催されます。
織田信長は本能寺で明智光秀の裏切りにより、志半ばで自害し生涯を閉じます。
亡骸の行方は謎に包まれていますが、一説には本能寺の変当日、信長の供をしていた原志摩守が西山本門寺に運んで供養したと記されていて、西山本門寺境内に首塚が築かれています。
首塚近くにある柊は、推定樹齢400~500年と診断され、1956年(昭和31年)には、静岡県の天然記念物に指定されています。
本能寺の変は1582年(天正10年)の出来事ですから、信長の死期と一致します。
葉に棘があって人が近づきづらいこと、また邪気を払うと言われる柊を墓標代わりにしたのではと考察もされているそうです。
『信長公黄葉まつり』では、信長公供養祭をはじめ、織田信長が生きた戦国時代に即した催しが行なわれます。
プログラム
9:30 開会式典・太鼓
10:00 信長公供養祭
奉納踊り(芝川おどり保存会)
舞扇(日本舞踊梨香の会)
太鼓演奏(芝川清流太鼓)
信長公天下布武の舞(塩川翔平)
居合い(居合い道同好会)
戦国絵巻織田一族
14:00 剣道野試合(芝川剣道スポーツ少年団)
火縄銃演武 (駿府鉄炮衆)
『信長公黄葉まつり』の最大の見どころは駿府鉄炮衆による、勇壮な火縄銃の演武!
1543年(天文12年)に種子島へ伝わったとされる火縄銃は、戦国時代であることから瞬く間に日本国中に普及し、戦闘に大きな影響を与えるようになりました。
赤の陣羽織を羽織り、鉄砲を担ぎ演武する姿、体中に響く銃声は迫力満点です。
大イチョウが黄色く染まる境内では大日本茶道会による野点、二子演奏(長谷川正季 他)、刀鍛冶実演(富士日本刀鍛錬所・吉原一門)が開催。
他にもグルメや雑貨など多数店舗が出店する『信長楽市楽食』が展開され、地元のグルメなども楽しめるようになっています。
『楽市楽座』といえば織田信長!と思われがちですが信長以前に六角定頼が近江国観音寺城の城下町で開催したのが初見、次いで今川氏真が駿河国富士大宮(富士宮市)であり、『信長楽市楽座』についても直前で開催された富士宮市の楽市楽座を模倣したのではないかと言われています。
また戦国最強と謳われた武田氏を滅亡させた後の信長は凱旋紀行で富士遊覧をしています。そのため富士宮には織田信長にまつわる史跡がいくつも残っています。
身分に関係なく庶民とふれあい、気さくな一面もあったという信長。
今年もこの日が来た!と雪化粧の霊峰富士を仰ぎつつ、賑やかに開催される『信長公黄葉まつり』を一緒に楽しんでいるかもしれません。
第25回信長公黄葉まつり
日にち:11月10日(日)
時間:9:30~15:00
*少雨決行
会場:西山本門寺
所在地:富士宮市西山671番地
問い合わせ:
富士宮市役所観光課 TEL:0544-22-1155
実行委員会事務局 TEL:0544-27-9707
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