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【京都市】右京区『福田美術館』で『進撃の巨匠』〜竹内栖鳳と弟子たち〜美しい自然と日本美術の融和♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

日本画を中心に年4回の企画展を実施されている『福田美術館』。

京都の人気観光地である嵐山にあります。

2019年10月に京都・嵯峨嵐山に開館した「福田美術館」では、美しい自然と日本美術の融和を大切にされています。

福田美術館』の建つ場所は、古来より多くの貴族や文化人が多く住んでいた場所です。

京都生まれの実業家、福田吉孝氏が美術館を設立する目的で収集してきた江戸時代から近代の日本画の優品を中心に約2,000点を所蔵されています。

嵐山からも近い「東洋のハリウッド」と呼ばれた太秦に本社がある映画などの小道具の老舗会社『高津商会』でも近代美術品を多く所蔵しており、私も空間演出などについて大変勉強になる美術館です。

今回、『福田美術館』に隣接し『高津商会』もお世話になっているラグジュアリーホテル『MUNI Kyoto』さんからご招待を受けて『福田美術館』へと出向きました。

個人的にも私はよく『福田美術館』に通っていたので、とっても嬉しいご縁です!

竹内栖鳳(1864~1942)は、近代の京都を代表する巨匠。

第1章では、円山応挙以来の京都画壇の流れを紹介。

竹内栖鳳の作品26点が展示されています。

西洋の影響を受けたリアルな「金獅図」や「春日野」などの動物がが圧巻!

今にも動き出しそうな動物画!

『雪月花』では横山大観、竹内栖鳳などと一緒に飾られています。

第2章では、今回、初出品となる西山翠嶂の「陽光櫻花」を初め、上村松園、西村五雲、そして小野竹喬、土田麦僊、村上華岳ら新進気鋭の日本画家たちの作品が並びます。

西山翠嶂や上村松園、土田麦僊、村上華岳や入江波光、福田平八郎や徳岡神泉らの作品まで楽しめるのが嬉しいですね♪

栖鳳と弟子たちの相関図を見れることで、その関係性が分かりやすくなりました。

第3章では、小野竹喬、福田平八郎、 池田遙邨など、戦後まで活動した栖鳳の弟子たち の作品を展示されています。

アートとモダン建築の融合を嵐山という自然いっぱいの場所で堪能できるのが嬉しいです。

アートグッズもかなり豊富。

どれもこれも欲しくなってしまいます♪

日本文化やアートを自然いっぱいの嵐山で堪能しましょ。

タイトル 進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち
会期 2024年1月18日(木)~2024年 4月7日(日)
前期:1月18日(木)~3月4日(月)
後期:3月6日(水)~4月7日(日)
開館時間10:00〜17:00(最終入館 16:30)
休館日
3月5日(火)展示替え
場所福田美術館   (京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
入館料
一般・大学生:1,500(1,400)円
高校生:900(800)円
小中学生:500(400)円
障がい者と介添人1名まで:各900(800)円
※( )内は20名以上の団体 料金 ※幼児無料

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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