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【倉敷市】展示も解説もいつもと全く違う姿に!大原美術館で特別展が開催中

戸井健吾倉敷とことこ代表(倉敷市)
4月22日の開催記念セレモニー時に撮影

倉敷が誇る文化施設「大原美術館」。

市民であれば、学校行事など何らかの形で1度くらいは足を運んだことがあるのではないでしょうか。

大原美術館は常設展を中心とした美術館であるため、展示替えを頻繁に行っていますが「定番」はあまり変わらないので、いつ行っても同じと思っている方もいるでしょう。

かくいう僕もそんな風に思っていました。今でこそ取材等で頻繁に足を運びますが、その前だとせいぜい数年に1度レベル。

しかし、現在開催中の特別展は、行ったことがある人こそ足を運んでほしいと思っています。そのポイントを紹介します。

大原美術館 特別展「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく近代への扉」

特別展のタイトルは、「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく近代への扉」です。

大原美術館が数多く所蔵する近代を中核とした作品を再検証するというコンセプトで、4章構成で紹介しています。

  1. 児島虎次郎、文化の越境者
  2. 西洋と日本―西洋美術と日本近代美術の交差
  3. 東西の交流—『白樺』、「民藝」を中心に
  4. 近代と現代の共鳴

展示室の違いに驚く

外観もかなりのインパクト
外観もかなりのインパクト

特別展に足を運ぶと、いつもと違う雰囲気に驚くはずです。

大原美術館といえば、入館するとまず出迎えてくれるのが、児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」ですが、それがありません。僕の記憶の範囲で、この作品以外であった時を知らないので、そこにまず驚きます。

続いて、驚くのは作品解説の多さです。

4章構成のコンセプトは、詳しい人には理解できるかもしれませんが、僕のように美術・アートに詳しくない人からすると難しく感じるでしょう。

そのためか、章毎の解説はもちろん、作品に対しても、パネルを設置しかなり詳しく解説していました。ここも、「普段の大原美術館」を知っている人なら驚くポイント。今までは最低限の情報だけ掲載していたんです。

大原美術館のチャレンジに注目

左:大原美術館館長 三浦篤、右:大原芸術財団 代表理事 大原あかね
左:大原美術館館長 三浦篤、右:大原芸術財団 代表理事 大原あかね

現在開催中の特別展は、過去に大原美術館に行ったことがある人ほど、驚く仕掛けが満載です。

「普段と違うこと」を行うのは、勇気が必要ですし、これらの変化をよく思う人・思わない人がいるのも事実でしょう。

しかし、個人的には驚きとともに楽しく鑑賞できたので、普段の姿もよいけどたまにはこういうのもよいなと思っています。

普段と違う大原美術館が楽しめるのは、9月23日まで。是非足を運んでみてください。

▼倉敷とことこでは開催記念セレモニー・内覧会の様子を詳しく紹介しています
大原美術館特別展「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく近代への扉」~ 開催記念セレモニー・内覧会に行ってきました

【会期】
2024/4/23〜9/23
【場所】
大原美術館
岡山県倉敷市中央1丁目1−15
【料金】
一般:2,000円
高校・中学・小学生(18歳未満の方):500円
【詳細】
大原美術館特別展特集サイト

倉敷とことこ代表(倉敷市)

平成30年7月豪雨をキッカケに地域コミュニティWebメディア「倉敷とことこ」を立ち上げ、現在は「一般社団法人はれとこ」という団体の代表をしながら、システムエンジニアの仕事をしています。グルメ・観光ネタから福祉や市民活動まで。倉敷に関わる出来事やスポットはもちろん、「倉敷の秘境 」までメディアでは紹介しきれない情報を、自由なスタンスで紹介します。

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