見てください！このぎっしりと隙間なく並べられた色んな種類のパン。パン好きにはたまらない光景ですよね。こちらのベーカリーは、元町駅から徒歩3分ほどのところにある「パネ ホ マレッタ（Pane Ho Maretta）」というお店。相楽園に行く途中にあり、いつも行列ができているので気になってました。

行き方は、JR元町駅西口を山側に出て、階段を上り、すぐ前の横断歩道を渡り、神戸市立生田中学校を右に見ながら坂道を少し上ります。兵庫県公館のすぐ手前。行列ができているのですぐわかります。

平日の13時半頃訪れましたがこの時も3人ほど並んでいました。土日だとたぶんもっと多いと思います。

こじんまりとした可愛いお店ですね。

このお店、入店のシステムと注文方法が少しハードル高め。3人づつしか中に入ることができません。お店の方が案内してくれるまで外で待ちます。

店内に入るとすぐ目の前にはこの光景が広がります。
隙間なく埋め尽くされたパンたちに圧倒！
なんとこの小さなスペースに36種類ものパンがありました。
パン好きならこれ見るだけでもテンションアップですよね。

左側には、表面がクッキー生地のダマンド◯◯◯とか、デニッシュの甘い系のパンが並んでいます。真ん中にはエッグタルトやスコーンなどのスイーツ系。

右側には、惣菜パンがずらり。奥にはパニーニ。一番右側には、ハムとチーズが挟まれた食パンにアメリケーヌソースや具材がトッピングされたムッシュドゥ◯◯◯。

そして、真ん中の手前にはドッグ系。

店内に入ってすぐ注文！といきたいところですが、焦ってはいけません。

3人が入れても注文は1人づつ。一番奥の人の注文が終わるまで待つ必要があります。自分でパンを取るんじゃなく、口頭で注文する対面販売なので、前の人が左奥のお会計に向かうまで、なにを注文するか考えておきましょう。

隣の人のプレッシャーに耐えながら注文しないといけないので、ちょっと注文時のハードルが高いですけど、隣で待ってる人も「あーー、どれにしよう、もう次自分の番だ！早く決めないと」と焦ってると思うので、注文するときはゆっくりでも全然大丈夫だと思います。落ち着いて選びましょう。あと、透明のパーティション越しなので声は大きめに。

私も事前にInstagram、食べログなどを見て、注文するものをだいたい決めていたのですが、新商品があったり、前の人が注文したものが気になったり。自分の番になったら焦ってしまって、舌噛みそうになりながら注文を終えお会計へ。

で、私がチョイスしたのはこの5つ。
前の人の注文見てたら「◯◯◯ショコラ」という声が結構聞こえてきたので、ショコラ系が人気なのかもしれません。今回は選ばなったですが。

さて実食！

まずこちらは、「ダマンドカシスベリー」。カシスのクリームって珍しいですよね。アーモンドの香ばしさに甘酸っぱいカシスのハーモニー。すごく食べごたえあります。ダマンド系は全部で10種類ほどあるとか（お店に出されてるのはそのうち数種）。ラムレーズンや宇治抹茶なども。表面の甘いクッキー生地と中のデニッシュ生地の2通りの食感、味が楽しめますよ。

こちらは「プルドポーク×キャベツ グレープフルーツマスタードのパニーニ」。グレープフルーツマスタードも珍しい！ピリッと辛い柑橘味のソースに豚肉にキャベツがからまり、色んな味が混じってて美味しい〜

こちらはとにかくボリュームがすごい。持つとずっしり！「ムッシュドゥアメリケーヌ」です。バーナーで仕上げに炙っているそうで、この焼き目が食欲をそそりますね。

もっちり食感の食パンにハムとチーズが挟まれ、パンの上には海老とアメリケーヌソース、チーズがこぼれそうなくらい乗ってます。1個食べたらお腹いっぱい。満足感抜群です。

こちらは「ガナッシュとちおとめ」だったかな。米粉の生地でもちもち食感。見た目も可愛い〜

「パネ ホ マレッタ（Pane Ho Maretta）」はとにかくバリエーション豊富だし、個性的でどれも食べたことのない味。特に甘い系、惣菜系のパンが好きな方、他にはお目にかかれない珍しいパンを食べてみたい方におすすめです。具材に目を奪われますが、パン自体も国産小麦100%で美味しいですよ。

対面販売で3人まで入店と注文時のハードルは高めですが、一度クリアすれば2回目からはスムーズに注文できるようになると思いますし、2回、3回とリピ必至のベーカリーですね。

パン好きで有名な女優木南晴夏さんが全国のパン屋を巡るNHK BSプレミアムの「パン旅 神戸編（2019年）」でも紹介されたそうです。