ダウンを挽回し、無敗対決を制したカナダ人サウスポー
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19戦全勝9KOのカナダ人サウスポー、コディー・クロウリーと、18戦全勝10KOのウズベキスタン人スイッチヒッター、クドラティーロ・アブドゥカロフのウエルター級10回戦は、共に負け知らず、かつ28歳同士の対決となった。
2ラウンドにクロウリーがワンツーをヒットし、アブドゥカロフをグラつかせる。攻めているのはカナダ人だったが、右フックを放ったところに左ストレートのカウンターを合わせられ、ダウンを喫する。
![(C)Esther Lin/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00272382/image-1639322736205.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
大きなダメージは負わなかったクロウリーはガードを高く上げ、攻めの姿勢を貫く。5回に左耳を負傷して出血が止まらず、顔面を赤く染めたアブドゥカロフをポイントアウトした。
ジャッジの採点は98-91、97-92、96-94。カナダ人は手数で圧倒した。
![(C)Esther Lin/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00272382/image-1639322815674.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
試合後、勝者は言った。
「今日の出来はBだね。アブドゥカロフは、かつてIBF1位だっただけあり、タフだった。自分の方が不利だと予想されていたものね。彼が足を使って逃げようとするところを、打って打って止めたよ。
俺は岩のような顎を持っている。でも、ダウンはスパーを含めて初めてだった。でもどこも傷付いていなかったので、直ぐに起き上がれたさ。闘犬のような戦いになったがね」
WBCバンタム級タイトルマッチのセミファイナルとして組まれた同ファイトだが、無敗対決、戦績、年齢と注目されるカードを組んだSHOWTIMEの底力を見た。