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血管をボロボロにする"7つ"の生活習慣!-その運動のやり方は間違っているかも?

ご覧頂きありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「血管をボロボロにする"7つ"の生活習慣」というテーマで解説していきます。

適度な運動は大切ですが「運動のやり方」には注意しないといけないのでぜひ参考にして頂ければと思います。

今回の目次

  • 血管がボロボロってどんな状態?
  • 血管がボロボロだとどうなるの?
  • 血管をボロボロにする"7つ"の生活習慣
  • 健康な血管を保つために
  • 動画で解説

【1】血管がボロボロってどんな状態?

本来、健康な血管は弾力性に富んでいて、しなやかな構造をしています。

しかし、血管の壁が硬く弾力性がなくなり脆くなってしまった状態を「血管がボロボロ」と表現されることがあります。

【2】血管がボロボロだとどうなるの?

血管がボロボロ(いわゆる動脈硬化)な状態でも、初期は特別な症状がないことが多いです。

しかし、放置すると、組織への血流が悪くなることで下のような症状が現れることがあります。

  • 少し走ったり、階段の上り下りで息切れ動悸がする
  • 一時的に片方の手にしびれ脱力感を感じる
  • 歩くと足が痛い(少し休むと痛みが軽減する)など

また、血管の内側にプラークというコブのようなものができ、そこに血栓(血の塊)が詰まると、血液が供給できなくなり、重大な合併症に繋がることもあります。

【3】血管をボロボロにする"7つ"の生活習慣

血管に負担をかける要因はいくつかありますが、今回は代表的なものを"7つ"紹介します。

①喫煙(受動喫煙含む)

喫煙は、血管をボロボロにするもっとも代表的な危険因子といえます。

加熱式タバコや受動喫煙も同じく血管に悪影響を与えます。

②お酒をよく飲む

多量の飲酒は、中性脂肪が増えやすくなり、血液がドロドロになりやすいため、結果的に血管に負担がかかります。

ちなみに"適量の飲酒"は善玉(HDL)コレステロールを増やすと言われていますが、わざわざ非飲酒者に飲酒を推奨する必要はありません。

厚生労働省によると「節度ある適度な飲酒」は、純アルコールで1日約20g程度で、女性ではもう少し少ない量とされています。

下の動画では悪玉・善玉コレステロールについて解説しております。

興味ある方はぜひご覧ください。

肉を好み、魚をあまり食べない

お肉には「飽和脂肪酸」が多く含まれていて、摂り過ぎると悪玉(LDL)コレステロールを増加させ、肥満を招きます。

特に内臓脂肪型肥満は、悪玉アディポサイトカインという様々な物質(TNF-aなど)を分泌して、炎症を起こりやすくします。

魚に多く含まれる不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにするため、血管への負担が減ります。

※しかし、不飽和脂肪酸はあくまでも「脂質」なので摂り過ぎには注意です。

④トランス脂肪酸を多く含むものをよく食べる

トランス脂肪酸は、スナック菓子・菓子パン・マーガリン・カップラーメン・ファストフードなどに多く含まれています。

トランス脂肪酸を多く摂ると、悪玉(LDL)コレステロールが増加しやすくなるため、血管に悪影響を与えます。

⑤過度な運動をしている

適度や運動は、あらゆる面での健康のために大切です。

しかし、激しい運動を繰り返していると、体内の酸化(いわゆるサビ)が進み、血管がボロボロになりやすいです。

お友達と会話をしながらできるけど、少し息が切れる程度の強度で、1日30分〜1時間を目安にすると良いでしょう。

また、体内の酸化を防止するためには「抗酸化作用」のあるもの(緑黄色野菜など)を摂ると良いです。

⑥塩辛いものを好む

塩辛いものを食べていると「高血圧」を招き、血管に負担がかかります。

お酒をよく飲む方は、おつまみとして塩辛いものを食べやすいので注意です。

⑦早食いをする

早食いをすると血糖値が急上昇しやすく、そこからインスリンが過剰に分泌されると、その後に低血糖を招きます。

このように血糖値が急上昇・急降下する状態を「血糖値スパイク」といって血管に負担がかかります。

【4】健康な血管を保つために

血管の中には常に血液が流れ、圧力がかかっているため、少なからず「加齢とともに血管が脆くなりやすいです。

その中で、できる限り健康な血管を保つために、下のようなことを意識してみましょう。

  • 塩分を摂り過ぎない…高血圧の予防
  • よく噛んで食べ、早食いはしない…高血糖の予防
  • 適度な運動…少し息が切れるけど、会話ができる程度
  • 質の良い油を摂る…魚などの多く含まれるDHAなど
  • トランス脂肪酸を減らす…スナック菓子やファストフードに多く含まれる
  • 食物繊維をしっかり摂る
  • お酒を飲み過ぎない
  • 禁煙など

全てを一気に始めようとすると大きなストレスになるため、まずは自分のやりやすいものから、少しずつ始めていきましょう

【5】動画で解説

下の動画でも解説しておりますのでぜひご覧ください!

最後までご覧頂きありがとうございました。
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身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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