【河内長野市】まもなく秋祭り本番!今年は三日市町地区だんじりのマップやGPSアプリも活用しよう。
まもなく秋祭り本番ですね。私は河内長野に住んで3年経っていないので、昨年初めて秋祭りのだんじりを見ました。そこで今年の秋祭りを前に、昨年の秋祭りの様子をご紹介し、本番に向けて盛り上がっていきましょう。
昨年の秋祭り初日、土曜日の朝です。ここは烏帽子形八幡神社の上から下を見下ろしていますが、ちょうどだんじりが複数台向かって来ているのが見えます。
ところが宮入するから境内に来るのかと思えば、代表の人だけ階段を上がって来ているだけでした。昨年はまだ感染対策の影響が強かったのでそれかも知れません。ただトイレに駆け込む法被(はっぴ)姿の人が目立ちました。
その後下に降りましたが、ちょうど高野街道をだんじりが曳行していました.手前の田んぼと背後の山をみると、これぞ村の秋祭りという感じでした。
ここからは2日目です。初日が少ない理由ですが。昨年は同じ日に富田林の錦織神社や彼方春日神社地域でだんじりが動いていました。そのため近鉄に乗って移動したからです。河内長野は2日目の日曜日がメインになりました。
だんじりのパレードが、河内長野駅前で行われるという情報を手に入れて、朝から河内長野駅を目指すと、すでにいくつものだんじりが、駅を目指していました。
駅に向かう下り坂の通りが、祭り一色になっていますね。
駅が見えて来ました。良く歩く駅前の通りもいつもとは全く雰囲気が異なります。
駅前に櫓が設置されています。そこからアナウンスが聞こえました。各だんじりの説明をしているようです。
他の場所だとそのだんじり地域に関係する人しかいないようなことが多い気がするのですが、さすがに河内長野駅前はそうではなく、観光客のような人の姿も多く見られました。
また、長野商店街のアーケードに吸い込まれるだんじりの姿、後から見ているだけでも味わい深いですね。
だんじりが前に傾き、ぶん回しが行われています。
陸橋の上から見ました。遠くから次々とだんじりが見られます。上から見てもやはり壮観ですね。
このあと河内長野駅前からバスで移動しました。途中曳行するいくつかのだんじりをバスが追い越していきました。
この後は高向神社に行き、何かないか見たのですが何もありません。後で知りましたが、土曜日に宮入を済ませていたようなので、日曜日はも抜けのからでした。昨年はまだだんじりのシステムがわかっていない面が多かったので、こういうミスをしてしまいました。
ただ道の駅のくろまろの郷に降りていくと、石川の反対側からだんじりの姿を見ることが出来ました。
だんじりが川を渡って姿を見せました。ワンちゃんがびっくりしているみたいですね。
上町の法被を着た人の話では、河内長野駅前や千代田駅前などの町では騒音のこともあり歌わないそうですが、高向まで来ると歌うような話でした。
動画に撮りました。改めて見てもなかなかの名調子ですね。駅前では見られない歌っている光景が高向まで来ると見られるという例でした。
夜になってふたたび河内長野駅前に戻りました。あいにくの小雨模様で、正直なところ寒かったです。
そこへだんじりが入ってきました。昼間と違い、ちょうちんがあるだんじりは、より華やかですね。
雨の中、次々とだんじりが入ってきました。今回の画像は昨年のものですが、その前年、一昨年は行われなかっただけに、ようやく見られたという気分でした。
ここでのシーンも動画に撮りました。少し長めですができるだけ多く撮りました。
陸橋をこえてロータリーの中に入って来るだんじり。盛り上がりは最高潮に達し、秋祭りのフィナーレらしさを感じました。
さて、三日市町のだんじりでは上記のマップ(外部リンク)が、用意されていることをこの前知りました。だんじりに関してはこれまで情報が手に入りにくい印象がありましたので、これは助かりますね。昨年もあったのでしょうか?
だんじりの製造年や形式、大工、彫刻師の名前がなど紹介され、宮入りする神社の紹介、さらに写真付きで各だんじりの責任者(團長、支部長)と三日市全体の元締めのような人の写真もあります。
この中で非常に気になった部分を拡大しました。赤坂上之山神社への宮入ルートですが、これを見ると中片添町から美加の台にだんじりか入っています。
絵地図をもとに描くと上の図のコースになります。
赤坂上之山神社は隣の興禅寺同様に古くから山の中腹にありましたが、山が美加の台に造成されると住宅地の中にあるパワースポットになりました。そのような理由で、住宅地に入らないと宮入りできないからだんじりが美加の台に入ってくるのですね。
こういう整備された住宅地の道をだんじりが曳行するのも見ものです。このシーンはぜひ見てみたいですが、赤坂上之山神社の宮入が午前7時なので早起きできるかどうかですね。
過去の情報として松ヶ丘のだんじりが、2日目の朝、貴望ヶ丘から坂を上り千代田台町と寺ヶ池公園の横を通って赤峰交差点から住吉神社に向かい、寿里園、サナトリウムといった福祉施設を回っていました。ここも住宅地ですから中々珍しいパターンですね。今年は未確認ですが同じルートを通る可能性があると考えられます。
また、GPSをだんじりに取り付けているという事で、それを確認するための専用の無料アプリ「祭礼総合情報アプリ『地車&布団太鼓』」を使うと大変便利です。今年からはだんじりに加えて布団太鼓も増えたそうです。
南河内地域の一覧です。河内長野市は昨年は三日市町地区だけだったそうですが、今年は長野地区も新たに加わったようです。
このような各地区のだんじり情報が見られるようになっています。
また、このように地車曳行コース表というのもありました。今まではそれぞれの地区の人によるSNS投稿だけが頼りのスケジュール確認だったのですが、アプリから見つけられるとなるとよりわかりやすく楽しめますね。
ここからは余談ですが、子どもの時から河内長野の住宅地で生まれ育った人は、だんじりのある地区の同級生がうらやましかったそうです。しかし、加賀田ではそんな子供の悩みを解決しているような加賀田フェスティバルのことを知りました。
加賀田地区の夏祭り「納涼映画祭」に行ったときに、加賀田フェスティバルのことを初めて知りました。過去のものを調べると従来の秋祭りとは違う形で中学校の校区が主体的に行っているとのこと。
加賀田という河内長野にある古い集落の名前がついていますが、集落ではなく中学校区という事で、周辺の住宅地も対象となっている点が、他の秋祭りとは大きく違うようです。
秋祭りと書かずに敢えてフェスティバルとつけているところがユニークですね。メインは加賀田中学校のグランドで行われるグランド行事ですが、だんじりの曳行も行われます。
だんじり曳行スケジュールを見ると、だんじりを格納しているのが住宅地の南青葉台となっていて、大矢船や南ヶ丘などの住宅地をだんじりが曳行されるようです。ただし、宗教上の配慮の為か、加賀田神社への宮入りは無いようです。
加賀田のだんじりを動画で確認すると小型で、主に中学生が曳行している様でした。画像にある、富田林寺内町の子供だんじりに似ているような気がしました。
加賀田フェスティバルは今年が第28回目だそうですが、コロナ禍の中断などもあるので、28年以上前、平成の初期頃から始められたと考えられます。それまで縁のなかっただんじりが上記の住宅地を曳行するのは住宅街の人にとってはうれしい事なのかもしれない気がしました。
さて私が昨年実際に秋祭り、だんじりを見た感想は非常に素晴らしい、河内長野の郷土のお祭りだと思ったのですが、だんじりに関する歴史などの資料館などが無いのが寂しい気がしました。
例えば画像の岸和田にはだんじり会館があり、まただんじりでなくとも滋賀県長浜市に伝わる曳山の博物館があります。これらの会館・博物館を旅行者、通りすがりのヨソ者として見ただけですが、それでもこの地には素敵な郷土芸能があるんだと感じたものです。
もちろん今の河内長野にこんな立派な資料館を作るような予算は無いと思われますが、せめて駅前の空き店舗を使ってだんじり写真のパネル展示やだんじりのミニュチアなどが展示してあったら、河内長野の秋祭りが観光客に自慢できるのではという気がしました。
最後は少し話が脱線しましたが、年に一度の秋祭りがまもなく行われます。試験曳きも迫力ありますが、やはり本番の秋祭りは一味違うと思いました。三日市町だんじりのマップやGPSのアプリを上手に使って秋祭りを楽しんでみてはいかがでしょう。
河内長野駅西口・駅前ロータリー
住所:大阪府河内長野市本町29
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からすぐ
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