【秋田県横手市】これが雄物川で愛される漢メシ!『髙昭食堂』の男のスタミナ焼肉ラーメンとは?
創業から60年超!二代目のご夫婦が切り盛りする雄物川の名店『髙昭食堂』とは?
最近、私はなんだか疲れている。
……って、いきなりグルメ記事とは思えないダウナーなテンションで始めてしまったが、年のせいか実際なかなか疲れが抜けないのである。
ああ、疲れは抜けないのに、どんどん薄い髪の毛は抜けていくアラフォー哀しみの初夏。こんなときはなんだか凄いもんが食いたいぜ。漠然とそんなことを考えながら、いつものように私は車を走らせた。そう、今回私が向かった先は横手市雄物川である。
噂の老舗食堂は、雄物川のメインストリート・沼館街道沿いにあった。ちなみにここから150メートルほど離れた場所には、以前紹介した横手市屈指の歴史ある食堂『なをこそばや』がある。どちらの店も、甲乙つけがたい名店だ。
私が訪れたのは午後2時前。昼飯としてはかなり遅めの時間だったが、まだ店の至るところからラーメンを啜る音が聞こえてくる。そんな雄物川エリア屈指の人気店で、今日は何を食べようか。腹を空かせた私は、さっそく目の前の品書きに目をやった。
品書き
ラーメン
髙昭ラーメン:600円、髙橋中華そば:600円、五目あんかけ:800円、どなべ地獄ラーメン:900円、こってり塩:600円、焼肉ラーメン:700円、男のラーメン:650円、男のスタミナ焼肉ラーメン:850円、つめたいラーメン:600円など。
炒飯
半炒飯(チャーシュー):400円、半炒飯(やき肉)400円、炒飯(チャーシュー):並600円/大750円、焼肉入り炒飯:並600円/大750円など。
つけめん
並:700円/大:850円/W:1,000円
やきそば
肉玉やきそば:並600円/大650円/W750円/トリプル950円
特製やきそば:並700円/大800円/W1,000円
油そば
油そば:並600円/大700円/W900円/トリプル1,200円
特製油そば:並700円/大900円/W1,300円/トリプル1,600円
豊富なメニューが魅力の高昭食堂。どうやら焼肉ラーメンや油そばなどが人気のようだが、店の冠をかぶった髙昭ラーメンや、ネーミングからすでに辛さほとばしるどなべ地獄ラーメンも気になる。
だが品書きを見て私は決意した。ここは男のラーメンというやつで勝負に出よう。……って、よく見たら男のスタミナ焼肉ラーメンというのもあるぞ。よっしゃ。今日は男気あふれるこのスタミナラーメンでファイナルアンサーだ。
これが雄物川の漢たちのソウルフードだ!『髙昭食堂』の男のスタミナ焼肉ラーメンとは?
お待ちかねの男のスタミナ焼肉ラーメンが登場。甘辛く味付けされた厚めの肉、食欲をさそう真ん中の卵黄、そしてデート前に食べたら往復ビンタを食らいそうなマシマシのニンニク。間違いない。これはまさしく漢のラーメンだ。
肉の下にスタンバイしている大量の野菜をかき分けて、麺を啜る。この太目でモッチモチの麺が、やや辛さを感じる味噌仕立てのスープとよく絡む。こいつはウマい。ガッツリ系といえばラーメン二郎が有名だが、『髙昭食堂』の男のスタミナ焼肉ラーメンは唯一無二の仕上がりだ。
後半に差し掛かったところで、真ん中の卵黄をドゴン。スープをまろやかな味に変えて、太目の麺を一気に啜る。そしてその勢いで手を伸ばすのは、食べごたえ抜群の厚い豚肉だ。ああ、こいつは間違いない。雄物川のメインストリートに響き渡る、オレの心の声。今日の昼飯も大正解だ。
創業から約60年を数える雄物川の名店・髙昭食堂。現在は二代目にあたるご主人が、その腕をふるっている。今回私がチョイスした焼肉ラーメンは、髙昭食堂の古くからの人気メニューで、常連さんにもファンが多いようだ。
オレも、まだまだ若いな。
そんなことを思いながら完食したミドルエイジは、さっきまで疲れていたことをいつの間にか忘れていた。
【店舗情報】
髙昭食堂(味の店 髙昭)
住所:秋田県横手市雄物川町沼館沼館391
営業時間:不定~14時まで ※出前が終了次第開店
電話番号:0182-22-4269
定休日:水曜日