創業から40年以上！刈和野の老舗食堂で、ぶらり昼ご飯！

幸せは、温かい鍋と共に。

今、巷ではひとり鍋が人気である。先日朝の情報番組『ZIP』でも「おひとり鍋」がガッツリ特集されていた。体が温まるのはもちろん、野菜も摂れて白飯とも相性抜群。そんな冬の定番グルメを「定食」として楽しめる店が、大仙市にいくつか存在する。そう、今日はそのひとつである老舗食堂の肉鍋定食にズームインだ。

今回、腹減る私がやってきたのは大仙市刈和野。俳優・柳葉敏郎さんの故郷としても知られるこの街に、地元で愛される一軒の食堂がある。創業から40年以上の歴史を持つ老舗『やかた』だ。

さっそく店内に入ると、親切なお店の方が迎えてくれた。ミドルエイジの私にとっては居心地の良い昭和感と、そこで思い思いの時間を過ごすご常連の姿。テレビや漫画本をお供に、慌てず騒がずのんびり昼飯を楽しみたい。そんな雰囲気のローカル食堂だ。

品書き

• ラーメン：750円
• みそ五目ラーメン：950円
• かつ丼：850円
• 野菜炒め定食：950円
• 肉鍋定食：1,050円
• 鍋焼きうどん：850円

麺類、丼物、定食と幅広い食堂メニューが顔を揃える『やかた』。以前食用アマガエルさんのYouTubeチャンネルでも紹介されたみそ五目ラーメンや、この時季に恋しくなる鍋焼きうどんの姿もある。そんな中、今回私がチョイスしたのは肉鍋定食。今日はお肉をガッツリ食べて「食欲の秋」の延長戦といこう。

寒い冬にガツンと食べたいスタミナ飯！『やかた』の肉鍋定食に舌鼓！

注目の肉鍋定食が到着。真っ先に目がいくのは、やはり土鍋に待機する大量のお肉だ。最近はヘルシーな鍋も人気だが、私はガツンと肉も食いたい。刈和野の老舗食堂でチラ見えするミドルエイジの本音。さあ行こう。鍋の向こう側へ。

さっそく甘じょっぱいスープの海から、主役の豚肉を捕まえて口に運ぶ。そしてすかさず白飯だ。コレだよ、コレ。今日はコレが食べたかったのだ。ひとり納得しながら鍋を漁っていると、肉の下から続々と隠れていた精鋭たちが登場。そう、この鍋にいるのは肉だけではない。他の具材もモリモリ潜んでいるのだ。

鍋の定番・白菜に豆腐、糸コンや玉ねぎのほか、ナスの姿も発見。しっかりと味が染みた具材を順番に口へ運び、その勢いでまたしても白飯をパクリ。そして忘れてはならないのが卵の存在だ。もちろんその使い方はフリーダムだが、私は溶いた卵に具材をつけて、すき焼き風に。これがまた相性バッチリで大正解だ。

忘年会やパーティーにおススメ！老舗食堂の2階は憩いの空間に！

そんな味もボリュームも大満足の肉鍋定食が楽しめる『やかた』だが、実は2階に予約制のバーも用意されている。老舗食堂の階段を上った先で待つ、憩いの空間。これからの忘年会シーズンはここに人々が集い、酒を酌み交わしたり、カラオケで盛り上がる情景が目に浮かぶ。

寒い冬を癒すお肉モリモリのスタミナ飯とデザートに頂いた甘い柿、そして新参者の私にも親切に接してくれるお店の方々。これから秋田は雪の季節に突入するが、私の心はじんわり温かい。

またひとつ良い店に出会ったな。そんなことを思いながら、刈和野の心温まる食堂を後にする今日の私だ。