【秋田県横手市】カウンター6席の小さな行列店で極上の一杯を!『丸美商店』の横手味噌中華とは?
2024年7月オープン!この冬食べたい話題の一杯を求め、十文字へGO!
ジャズが流れるオシャレ空間で、極上の味噌中華を啜る。
横手市十文字の国道13号線沿いは、多くの名店が集うラーメン街道である。車を走らせていると、十文字のご当地ラーメンから秋田県南では珍しい家系ラーメンまで、気になる店が続々と現れる。
そんな横手屈指のラーメン激戦区に、小さな行列店が誕生したのをご存じだろうか。そう、今年の7月にオープンした『丸美商店』だ。
さっそく趣きのある白い暖簾をくぐると、笑顔が素敵な男性店主が迎えてくれた。カウンター6席のコンパクトな空間にはジャズが流れ、まるでシャレオツなバーのような雰囲気だ。
ちなみに私が訪れたのは11時半頃だったが、店内は満員御礼で待ち人が数名。なるほど、ここは慌てず騒がずじっくり待とうじゃないか。……と、その前にまずは品書きをチェックだ。
品書き
- 横手味噌中華:880円
- 横手辛味噌:990円
- 中華そばたまり:800円
『丸美商店』といえば味噌中華&辛味噌の二枚看板と聞いていたが、新たに醤油中華「TAMARI(たまり)」が加わっていた。今回私が指名したのは、暖簾にもその文字が書かれていた横手味噌中華。冬になると熱々の味噌ラーメンが恋しくなる。そんな気持ち、わかるでしょう。
店主のこだわりが詰まった極上の一杯!『丸美商店』の「横手味噌中華」に舌鼓!
さあ、話題の横手味噌中華が到着だ。まずはこのビジュアルが素晴らしいじゃないか。中央に鎮座するネギ&モヤシタワーに、目の前で炙るチャーシュー、隅で待機する極太のメンマも良い存在感を放っている。さっそく気になるスープからいってみよう。
そう、コレだ。ウマい味噌ラーメンってコレだよね。スープをズズっと啜れば、味噌の芳醇な味わいが嫌みなく口に広がる。とってもまろやかで、開幕から何度もスープをリピートしてしまった。どこか懐かしい雰囲気もあるため、味噌ラーメンのオールドファンにもおススメだ。
そんな極上の味噌スープの中に待機するのは、特注の中太麺だ。こいつがとにかくプリップリで、スープとの相性も抜群。今日は十文字まで来て良かった。心の中でひとり納得しながら、勢いよく麺を啜りつつ、ネギ&モヤシタワーを攻略。極太メンマのコリっとした食感もグッドだ。
そして忘れてはならないのが、このドデカいチャーシューだ。口に運べば広がる肉の旨味と脂の甘味。提供直前に炙っているため、カリッとした香ばしさを楽しめるのもポイントが高い。随所に感じる、店主のこだわり。こいつはこの冬に必ず食べたい……いや、春でも夏でも食べたいハイレベルな味噌ラーメンだ。
元々は70年ほど前、この地で先々代が呉服店として開業したという『丸美商店』。先代の他界によりその屋号が途絶えかけたが、現店主が新たな分野となるラーメン店としてそれを引き継いだ。
歴史ある屋号が記された趣きのある白い暖簾。そしてそれをくぐった先で待つ、極上の一杯。『丸美商店』は、新たな世代による新たな挑戦によって、その時計の針が再び動き出した。
【店舗情報】
丸美商店
住所:秋田県横手市十文字町字西上46-13
営業時間:11時~14時 ※スープが無くなり次第終了
電話番号:0182-42-3215
定休日:不定休(店舗Instagramを確認下さい)
店舗Instagram(外部リンク)
※営業時間は変更の可能性あり。詳細は店舗Instagramを確認下さい。