ウクライナ軍、侵攻後3100機のロシア軍のドローン破壊:2日で100機・5月1か月最多の600機以上
2022年10月の400機破壊を上回る
2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。また民生用ドローンも監視・偵察のために両軍によって多く使用されている。ウクライナ軍では2022年2月24日にロシア軍に侵攻されてから殺害したロシア軍の兵士の数、破壊した戦車、戦闘機など兵器の数をほぼ毎日公表している。
ウクライナ軍によると2022年2月24日から2023年5月31日までのロシア軍兵士の戦死者は207,910人以上で、破壊したドローンは3100機を超えた。
2023年5月3日に2500機、5月8日に2600機、5月15日に2700機、5月20日に2800機、5月25日に2900機、5月29日に3000機、5月31日に3100機を達成。5月に入ってからロシア軍によるドローン攻撃が多いため、迎撃して破壊している数も多い。2日でおよそ100機のドローンを破壊したのは今まででも最も早いペースである。
2023年5月になってからもロシア軍のイラン製軍事ドローンによる攻撃がほぼ毎日のように行われており、ウクライナ軍は迎撃している。ロシア軍が大量の軍事ドローンで奇襲を仕掛けてくるので、迎撃されて破壊されるドローンも多く、1日に数十機のドローンが破壊される日もある。また攻撃ドローンだけでなく監視ドローンも多く撃破されている。5月に入って600機以上のドローンを破壊している。2022年10月に1か月で400機を破壊していたが、5月には1か月で600機を撃破し記録を更新した。
特にロシア軍はイラン製軍事ドローン「シャハド136」を多く使用してウクライナの軍事施設や民間インフラを早朝や深夜に攻撃している。そのような軍事ドローンを多い日には1日数十機迎撃して破壊している。ミサイルと軍事ドローンの組み合わせで攻撃されることが多いが、軍事ドローンはミサイルよりも多く使用されている。
実際にはもっと多くのドローンを破壊しているだろうが、カウントされて公式に公開されているドローンの数は3100機である。ドローンは戦車や大砲のように大型ではない。上空で破壊してもバラバラになってしまって残骸や破片が見つからずにカウントされないことも多い。
2022年10月1日から10月11日までの11日間で100機(累計1100機)
2022年10月12日から10月15日までの4日間で100機(累計1200機)
2022年10月16日から10月20日までの5日間で100機(累計1300機)
2022年10月21日から10月28日までの8日間で100機(累計1400機)
2022年10月29日から11月11日までの14日間で100機(累計1500機)
2022年11月12日から12月7日までの26日間で100機(累計1600機)
2022年12月8日から12月24日までの17日間で100機(累計1700機)
2022年12月25日から2023年1月2日までの9日間で100機(累計1800機)
2023年1月3日から1月25日までの23日間で100機(累計1900機)
2023年1月26日から2月12日までの18日間で100機(累計2000機)
2023年2月13日から3月10日までの26日間で100機(累計2100機)
2023年3月11日から3月23日までの13日間で100機(累計2200機)
2023年3月24日から4月9日までの17日間で100機(累計2300機)
2023年4月10日から4月23日までの14日間で100機(累計2400機)
2023年4月24日から5月3日までの10日間で100機(累計2500機)
2023年5月4日から5月8日までの5日間で100機(累計2600機)
2023年5月9日から5月15日までの7日間で100機(累計2700機)
2023年5月16日から5月20日までの5日間で100機(累計2800機)
2023年5月21日から5月25日までの5日間で100機(累計2900機)
2023年5月26日から5月29日までの4日間で100機(累計3000機)
2023年5月30日から5月31日までの2日間で100機(累計3100機)