MISIAが能登半島地震の被災地で炊き出し支援、東日本大震災以降の活動を振り返る
2024年1月22日、MISIAが能登半島地震の被災地で炊き出しの支援を行った。ここでは、MISIAの所属事務所であるリズメディアのスタッフから寄せられたレポートをもとに、その炊き出し支援を紹介する。
MISIAは、1月20日、21日にサンドーム福井で「25th Anniversary MISIA 星空のライヴⅫ Starry Night Fantasy」を開催し、13,000人を動員。さらに「もっと被災者の力になりたい」という本人の希望から、現地の関係者に必要な支援を聞き取り、地元の自治体や避難所と調整のうえで、ライヴ終演後にそのまま移動し、ライヴ翌日に地震被害が最も大きかった能登半島で炊き出しの支援を行った(なお、この記事に掲載する写真はすべてメディア使用許諾済みである)。
MISIAは、RUCCOS BURGERや一般社団法人金沢レインボープライドと協力し、以下の支援を行った。
炊き出しには俳優の小出恵介も参加。MISIAは、衣類も不足している避難所で、福井のライヴ会場から運んできたツアーグッズのタオルなどを直接手渡しながら、「体をお大事にしてください」「辛い中でも希望を持つことを忘れないでね」などと、ひとりひとりに声をかけていたという。
MISIAは、2011年に石川県津幡町にある石川県森林公園の一部で「MISIAの森」プロジェクトを実施。昨年は森林公園全体の名誉園長に就任するなど、石川県と縁が深い。その石川県での今回の炊き出しについて、MISIAは以下のメッセージを発表した。
MISIAは、2011年の東日本大震災の際には、復興応援メッセージソング「明日へ」を同年に発表している。
東日本大震災から10年となる2021年には、「THE FIRST TAKE」でも「明日へ」を歌唱している。
2021年3月11日、MISIAはmudefに以下のメッセージを寄せていた。
東日本大震災から13年。「被災地の皆さんの姿から、困難を乗り越える力を私たちは学んだ」と語ったMISIAは、多忙ななかで支援活動を行った。MISIAに同行したリズメディアのスタッフは、「今はまだできることは限られていますが、復興への長い道のりに寄り添い、必要とされる支援を続けていきたいと思います。そしてこのレポートが、皆さんそれぞれの場所で、『自分なりの支援』について、少しでも考えるきっかけとなればと願っています」と締めくくっている。