【温故知新】今こそ 灯油で油汚れ落とし!その有用性と注意点についてまとめてみた
バイクのキャブレターが油汚れでドロドロになっていたので、今回は原点回帰!「灯油」で油汚れを落としてみました。久々に使ったけどやっぱりすげー強力!今では便利なケミカルもありますが、灯油を使う際の注意点も含めて昭和の油汚れ落としを改めて再確認したいと思います。
バイクや車、機械工作の油汚れを落とす時に昔から使用されていたのが「洗油」。その中でも比較的安価にそして容易に手に入れられるのが「灯油」でした。この効能を一言で言えば「すげー強力」。強いです、マジで。下手な洗浄剤なんて裸足で逃げ出すくらいに。そんなわけで、本記事では、灯油を使用して油汚れを効果的に落とす方法や注意点について探求してみましょう。
灯油の有用性について
灯油は、その洗浄力と脂肪や油の溶解能力により、油汚れに対して強力な味方となります。灯油に含まれる成分は油汚れを分解し、他の洗浄剤と同等以上の効果をもたらします。そのため、バイクや車の部品洗浄、さらには機械部品の頑固な油汚れまで幅広い状況で活用できるのです。
有効な油汚れの種類
灯油は、特に植物油や動物性油、機械油など、さまざまな油汚れに効果を発揮します。オイルパンのまわりやシリンダー、キャブレター、チェーンスプロケットやエンジンパーツなど、これらの表面にこびりついた油汚れも、灯油を使用することで驚くほど効果的に落とすことができます。
スプレーに入れて使うと便利
理想を言えば、容器に灯油を入れておいて、そこにパーツを付け込んでブラシでこする方法が一番強力に汚れを落とすことができます。つけ置くことができるので奥まで灯油が浸透するし、長年たまった汚れも容易に分解することができます。ただし、その方法では、灯油が真っ黒になっても汚れを落とすことはできるものの、いつかは使い物にならなくなるので、ドロドロの灯油を破棄しなければなりません。プロならばオイルのリサイクルに出すことも可能でしょうが、一般家庭のDIYレベルでは処分に非常に困ってしまうのが現状です。
そこでおすすめしたいのが100均等でも売っているハンドスプレーの中に入れて、吹き付けながらブラシでこすって汚れを落とす方法。
適当なトレーに新聞紙を敷いて洗いたい部品を置きます。
汚れに向かて適量灯油をスプレーして
ブラシで擦ります
浮いた汚れをもう一度スプレーすると・・・
ほら!こんなに汚れが落ちるのです
これだと灯油の消費が最小限で済むので、軽い汚れくらいならば下に敷いた新聞紙を丸めて捨てるだけで容易に処分することができます。スプレーするだけとはいえ、それなりの噴射力もあるので溶けた汚れも洗い流すことができるのでとても便利なのですよ~!
そんな便利な灯油なのですが、気をつけなければならない点があるので以下にまとめてみました。
#灯油で油汚れを落とす際の注意点
換気:灯油は揮発性があり、換気の良い場所で使用することが大切です。閉めきった空間での使用は避けましょう。
手袋と保護眼鏡:灯油を使用する際には、手袋と保護眼鏡を着用することで、皮膚への接触や目への飛沫の防止が必要です。
火気厳禁:灯油は可燃性ですので、火気の近くで使用しないようにしましょう。万一の事故を防ぐため、安全な場所で作業を行います。
テスト:使用する表面の見えない部分で、灯油の影響をテストしてみることをおすすめします。色落ちや変色のリスクを最小限に抑えられます。
#まとめ
灯油は、その強力な洗浄力と油汚れの溶解能力により、様々な場面で効果的に活用できる優れた洗浄剤です。ただし、使用する際には換気、保護具の着用、火気厳禁などの安全対策を守ることが重要です。適切な使用法を守りつつ、灯油の力を借りて、頑固な油汚れと戦ってみましょう~!