【むくみ(浮腫)はなぜ起こる?】-むくみの仕組みと原因を分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回はむくみ(浮腫)を解説していきます。
むくみ(浮腫)とは?
人の体は、約37兆個という
膨大な数の細胞が集まって構成されています。
そして、細胞と細胞の間には隙間があり、
その隙間を埋める水分を「間質液」といいます。
この「間質液が過剰に蓄積した状態」を、
いわゆる「むくみ」といいます。
むくむと体重が増加するのが特徴的です。
そして、むくみに大きく関わっている
物質がアルブミン(蛋白質の1つ)です。
アルブミンの役割を簡単にいうと、
「水を引っ張る力」があります。
これを頭にいれて、
むくみの理由を4つに分けてみていきましょう。
むくみの理由①(血管透過性の亢進)
私たちは全身に血液が流れてて、
その血液が流れる管が「血管」です。
そしてアレルギーやケガ・感染症などによって
炎症が起こると、血管の隙間が広がります。
本来、アルブミンは、
血管内から間質にほとんど移動しません。
↓
しかし、血管の隙間が広がると、
アルブミンが移動してむくみが起きます。
アルブミンは水を引っ張るので、
間質液が増えてしまうんですね。
むくみの理由②(アルブミンの減少)
肝臓や腎臓の障害や低栄養などが原因で、
アルブミンが減少してしまうことがあります。
これにより、血管内の水を引っ張る力が
弱くなると、むくみが起きます。
むくみの理由③(毛細血管内圧の上昇)
これは、いわゆる血液の渋滞です。
循環する血液量がたくさん増えたり、
ある部位に血液が滞ってしまうと、
↓
血管内の圧力が上昇して、
水が漏れ出し、むくみが起きます。
筋力低下・運動不足・腎臓や心臓の障害・
長時間の同姿勢・薬剤によるものなどがあります。
むくみの理由④(リンパ管の閉塞)
リンパは、血管外にでた水や、
不要な物質を運んでくれる役割があります。
だからこそ、手術などによって、
リンパの一部を切除すると、
循環が悪くなり、むくみが起きます。
これがむくみが起きる4つの理由です。
最後に
ここまで読んでいただくと分かりますが、
むくみの原因はさまざまです。
「マッサージを繰り返しても、またむくむ」
という方は、他の原因を疑ってみても良いでしょう
また「体重が大幅に増加する」場合は、
肺水腫を招いたり、危険な可能性もあるので、
医療機関への受診をおすすめします。
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最後まで、
ご覧いただきありがとうございました!
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中