【何があってもへこたれない】自信がある子どもの保護者の3つの共通点と今日からできる3つの方法
子育てに奮闘するママさん、今日もお疲れ様です。
幼少期の子どもは〝僕/私なら何でもできる〟とそれなりに自信がある子どもが多いです。もちろん多少の差はありますが…。しかし、中学・高校・大学と学生時代に入ると〝どんどんチャレンジしていける子〟〝失敗してもまた這い上がってくる子〟〝何でも積極的に参加できる子〟というような自信あふれる子とそうでない子とその差は歴然!
失敗を恐れてしまう子が多い中、学生になってからもその自信が継続し続けている子がいるんです。何が違うのか?色々な要因があるかと思いますが、様々な親子と関わらさせていただく中で、いつも身近にいる保護者の方の影響が大きいのは確かです。
今回は、何があってもへこたれない自信たっぷりな子どもを持つ保護者にはある共通点と自信の付け方をご紹介します。何か子育てのヒントになれば嬉しいです。
【何があってもへこたれない】自信がある子どもの保護者の3つの共通点
自信がある子どもの保護者には、以下の3つの共通点があります。
1、子どもにこうなってほしいという願いが明確にある
2、過程(プロセス)を大事にする
3、「子ども」ではなく「1人の人間」として関わっている
一つずつ、解説します。
1、子どもにこうなってほしいという願いが明確にある
軸というものがしっかりとしている印象を受けますが、その軸となるのが「そもそも、子どもにどうなって欲しいのか?」という信念みたいなものです。つい先日、こんなママさんとお話しをしていました。そのママさんは、双子の大学生の男の子と高校生の娘さんをもつ北海道在住の40代のCさん。
3人とも失敗を怖がらず、どんどん挑戦していくタイプ。中学生の頃から人前での発表も“恥ずかしい〟とか“自信がない…〟というものが全くなく、「自分から発表したいです!」と積極的に行けるタイプだったとか。双子の大学生のお兄ちゃんは、起業し、Cさんよりも稼ぎながら、自分の興味のあるオーガニックの事業をスタートさせるために頑張っているそうです。
私もその息子さんとちょこっとお話したことがありますが、それはもうキラッキラに輝いていました。大変なことを乗り越えながら自分の進みたい目標に向かって頑張る姿はこれほど人を魅了させるのか!と感心するほど。
きっと全国のママさんも「自分の我が子には自分らしい人生を歩めるようになってほしい」と感じていることでしょう。そこで、Cさんにその秘密を根掘り葉掘り聞いてみたのです。その答えがやはり「子どもにこうなってほしいという願いが明確にあること」でした。
皆さんはお子さんにどうなってほしいという願いはありますか?
Cさんの場合は、“自分の力で決断できるようになってほしい〟という願いがありました。それは、Cさん自身が就職の際にとても困った経験をしたことがきっかけだったそうです。詳しくは後ほど最後にお伝えしますが、この“自分の力で決断できるようになってほしい〟という強い信念こそが、旦那さんからの言葉にも微動だにせず笑、一貫して子どもたちに接することが出来ていたんだと思いました。
「子どもにこうなってほしいという願いが明確にあること」によって、たくさんの情報の中で左右することなく、頭の中がシンプルになることでストレス軽減にもなるのも◎ですね!
2、過程(プロセス)を大事にする
さて、お次は「過程(プロセス)を大事にする」ということです。大人になると「結果」を求められがちですが、子どもの頃は「結果よりも断然過程」が大切です。
いえ、むしろ大人になってから結果を出せる人物になってほしいからこそ、幼少期は過程(プロセス)にこだわってほしいのです。
それはなぜか?過程(プロセス)こそが、子どもにとって最もクリエイティブな瞬間だからです。
それはもしかしたら、大人から見たら余計なことなのかもしれません。遠回りに見えることなのかもしれません。ただのいたずらに見えるかもしれません。でも、子どもたちの頭の中では確実に想像力を使って何かを考えています。何か生み出そうとしています。何か感じようとしているのかもしれません。
これらは、この過程(プロセス)において身につくものです。教えられてできるものでもありません。そして、このクリエィティブなスキルは今後生きていく上でとても重要なスキルであり、何かあった時に彼らを助けてくれるスキルになってくれるでしょう。
その大切なスキルを育んでいるその瞬間を、私たち大人は奪ってはいけないんです。
目の前の子どもの言動に理解ができない時には、少し立ち止まってみてください。
“何を見ているのか?何を感じようとしているのか?〟子どもと全く同じ姿勢になってママも同じ遊びを一緒にしてみましょう。子どもが今どんな世界を見ているのか?少し分かるかもしれません。
そして何よりも、ママさん自身が少し気持ちの切り替えができると思います。子どもにとっても“ママが自分と同じ世界を見てくれている〟ということは大きな安心につながるのです。
3、「子ども」ではなく「1人の人間」として関わっている
「子ども」ではなく「1人の人間」として関わっている。これは、自信がある子どもの親御さんに最も多く共通していた部分です。我が子でありながら【1人の人間】という認識を持って尊重しているような感じです。
「子どもだから…」という認識はありません。
まるで大切なお友達といる時のような感覚で接している印象を受けます。大切なお友達には感情的にならないし、傷つけたりすることも少ないでしょう。
しかし、何度でも言いますが、ママさんは忙しいんです。怒らないようにするってのがそもそも難しいでしょう。時には怒鳴っていいし、むしゃくしゃして、つい当たり散らすことだってありますよね。家族だからこそ、そんな時もあって大丈夫です。
それでも、後で自己嫌悪に陥るくらいなら、大切なお友達に伝えるように「さっきは怒ってごめんね」などとフォローできると自分の心がスッキリします。
子どもは、怒るママも好きだし感情的なママも大好きです。でもそんな時でもちゃんと自分に謝ってくれたら、子どもも嬉しいですし、何よりもここで人とのコミュニケーションを覚えることができるんです。謝る、許すということを覚えます。そして、〝そっか、人に嫌な思いをさせてしまったら謝まるんだな〟〝仲直りするってなんだか心がほっこりするんだな〟この経験も尊いものです。
そして、大人が対等に自分と接してくれていることで「自分の主張が言えてちゃんと受け入れてもらえることで、自分の意見にもだんだん自信がついてきて、相手が誰であってもコミュニケーションができるようになる」のです。
何があってもへこたれない自信のある子どもになってもらうために今日からできる3つの方法
では、最後に何があってもへこたれない自信のある子どもになってもらうために今日からできることを3つお伝えします。
・どんな子どもに育ってほしいか?を考えてみよう
・自分で選択をさせよう
・勇気を持って見守ろう
どんな子どもに育ってほしいか?を考えてみよう
まずは、子育ての軸をはっきり決めておきましょう。
夕食のメニューを「カレーライス」だと決めておいた方が買い物がラクになるように、軸を決めておくことで子育てにおいても迷うことが減りラクになります。
どのように子育ての軸を決めればいいの?
ぜひ、一度紙に書いてみることをおすすめします。頭の中にある言葉を書き出すことでどんどん出てきます。そしてまとまってきます。誰に発表するわけでも見せるわけでもありません。自分自身と夫婦だけがしっくりくる言葉なら何でも構いません。
カッコイイ言葉じゃなくて、あなたがしっくりくる言葉を優先させてください。なかなか言葉が出てこない方におすすめする簡単に決められる軸の決め方は、以下の2つです。
1、子どもを見て決める
2、自分自身の経験から決める
1、子どもを見て決める
今のお子さんをよ〜く観察して決めてみましょう。
・弱い人にも目を向けられる思いやりのある子になってほしい
・生きる力を持ってどんな困難にも乗り越えていける子になってほしい
・自信をもって何でもチャレンジできる子になってほしい
・自立できる子になってほしい
・リーダーシップを持って世界で活躍できる子になってほしい
・誰とでも仲良くできる子になってほしい
など、今のお子さんを見ながらピンときた言葉を集めてみましょう。
2、自分自身の経験から決める
ママさん自身の経験から決めるのもやりやすいかもしれません。先程のCさんを例にあげます。
Cさんの場合は、“自分の力で決断できるようになってほしい〟という願いがありました。それは、Cさん自身が就職活動で困った経験をしたことがきっかけでした。
それは何かというと、今まで親や先生に頼ってきた人生から、就職活動の時になったら、全部自分で決めなきゃいけないことにとても不安に陥ってしまったようなのです。その経験から“子どもたちには小さな頃から自分で決断させるようになってほしい!〟と強く思ったそうです。こんな感じで自分自身の経験から決めてみても面白いですよ。
しかし、ネガティブな経験から決める際には注意が必要です。子どもにも同じ思いをさせまいとして、強制的に押し付けみたいなものになることとは違います。お子さんも息苦しくなりますし、ママさん自身も苦しくなりますので注意しましょう。
自分で選択をさせよう
決断力がある子に育って欲しいのなら、日々の小さな選択を子どもにさせてあげてください。私たちは日々、小さな選択の連続です。その小さな選択の積み重ねこそが決断力を育ませてくれます。
・明日の着る服、靴下
・遊ぶ内容
・おやつは何を食べるか?
・保育園までの道はどのルートで行くか?
などなど。日常生活の中の一見どうでもいいように見えるような小さな決断ものでも、出来るところから、なるべく自分で選択をさせます。
勇気を持って見守ろう
自分で選択をさせたら、あとは見守りましょう。勇気を持って!
〝いやいや、絶対その服の組み合わせおかしいよ笑〟
〝こんな寒い日にTシャツって風邪引くでしょ…〟
って思うこともあると思います。いや、はじめはそんなことばかりかも…しれません。
ママ自身が選んだ方がうまくいくし早い時もあるでしょう。でも、子どもが自分で決断をし失敗をし、自分で考える機会を増やすのも立派な大人の役目です。真冬にTシャツを選んで外に出たら「やっぱりジャンパー着る!」と帰ってくるでしょう笑 それでいいんです。
自分で選び、自分の頭で考えたことはずっと忘れません。その積み重ねで「自分のことは自分で責任を取れる子」に成長するんです。見守ることは簡単そうに見えて実は勇気いることです。
でも、大丈夫。子どもたちはママさんが思っているよりも数100倍たくましいです。もっと成長したい!という意欲を持っています。
だから、それを信じて、自分で選択をさせたら、勇気を持ってあとは見守りましょう。
まとめ
自信を持った子どもの保護者さんは、あれもこれもしてません。意外とシンプルです。そのシンプルな項目を今日はまとめてみました。ぜひ今回の内容が前に進む一歩になれば幸いです。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。