香り高い珈琲と、ゆったりくつろげる空間。
これらが私が純喫茶を好む理由ですが、今回お邪魔したお店は一味違う魅力がありました。

「アイス珈琲でこんなに楽しませてもらえるなんて」
「美術館にいるみたい！」

そんな感動をいただける純喫茶です。
今回は、京橋にある「珈琲道」さんをご紹介します。

素敵なモノがギュッと詰まった場所

「京橋駅」から歩いて5分ほど。
国道１号線沿いに、とっても大人な雰囲気の純喫茶があります。

こちらが「珈琲道」です。
美味しい珈琲が飲めそうな雰囲気が漂っています。

シックな雰囲気の外観から、ダンディな男性マスターがされている喫茶店かな？と想像していました。

すると、とっても明るくてかわいいママさんがお迎えしてくださったのです。
初めてなのにカウンター席に座りたくなるほど、安心感があります。

「珈琲道」は、ママさんのご主人様が50年前に始めたお店なのだそう。 ご主人様が亡くなられてからも、ママさんたちが元気に営業されています。

外観からも抜群のセンスを感じていましたが、店内は想像を超えていました。

ランプは、オーダーして作ってもらったものだそうです。

珈琲ミルやレコーダー、壁掛け時計など……。 個性的なアンティーク雑貨がずら〜り。
今ではなかなか見られないものばかりです。

これらはマスターだったご主人様が集められたものだそうです。あらゆるモノにこだわりを感じて、素敵な世界観に惹き込まれます。

とってもお洒落で素敵な空間なので、料理の待ち時間も楽しむことができました。

こだわりのアイスコーヒーに感激

注文したのは、ランチセット。
サンドウィッチとサラダ、珈琲のセットです。

玉子・ハム・きゅうり・レタスが入ったサンドウィッチ。
たくさんの野菜が入ったサラダも嬉しい。美味しくいただきました。

初めてお邪魔する純喫茶では、ホット珈琲を注文する派の私ですが、この日はとっても暑かったのでアイス珈琲にしました。

「珈琲道」の珈琲は自家焙煎。
深みがあり、爽やかでもあり、味わい深い珈琲です。

アイス珈琲のグラスにスプーンが入っていたので、なぜだろう？と思ったのですが、きちんと理由がありました。

グラスに入っている氷が、珈琲で作られているんです。
そのおかげで、氷が溶けても味が変わらない。味が薄くならないアイス珈琲です。

氷は固まっているけれど、ツルッとしておらず、ザクザクっとした質感。 先がフォークになったスプーンで氷を突くと、口に入れやすい大きさにくずすことができました。

暑い日に食べる珈琲味の氷がほんとうに美味しいんです！アイス珈琲に感激したのでした。 これは何度でも飲みたい！すべての珈琲好きさんにおすすめしたいアイス珈琲です。

珈琲は、ドイツのPROBAT社の焙煎機を使って自家焙煎されています。 とっても大きな機械で見応えがあります。

本当に珈琲が大好きなご主人様だったのだな〜と。
美術館に来たかのように楽しませていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

本格的な珈琲ととっておきの空間で癒やしの時間を

「珈琲道」は、本格的な珈琲とお洒落な空間を堪能できる、こだわりが凝縮された喫茶店でした。

アンティーク雑貨に囲まれた素敵な喫茶店で、 癒やしの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。都会にいることをすっかり忘れて、のんびりできますよ！