藤沢里菜を破り、上野愛咲美女流立葵杯初優勝 勝利の験担ぎは「バナナ」「縄跳び」「ぼやき」
6連覇を狙う藤沢里菜を2勝1敗で破って、上野愛咲美が女流立葵杯のタイトルを奪取した。
「里菜先生に苦手意識がある」という上野だったが、嬉しいタイトル獲得となった。
勝利の裏側には、ポジティブシンキングの上野がこだわる験担ぎがあった。
昨年は女流名人戦、女流立葵杯とふたつの棋戦で藤沢里菜に挑戦するも、ストレートでことごとくはね返されていた。このあたりから上野は藤沢に苦手意識を持ったようだ。
今年4月にあった世界戦「センコーカップ女流最強戦」準決勝で藤沢に勝ち、勢いそのまま日本女流初となる優勝を飾った。
今回、苦手の藤沢からタイトルを奪取し、上野は「いつもストレート負けで、内容もチャンスのない碁でした。反省を生かしていろいろなことをやって、バナナとか食べて結果につながってうれしい」と就位式で謝辞を述べていた。
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