【感動】猫の寿命が爆伸び?2億円超の寄付を集めた最新研究の『凄さ』とは?
こんにちは!
猫インスタグラマーのねこぞーです。
今日は『猫の寿命が爆伸びするかもしれない最新研究』についてご紹介します。
一時期バズったニュースですが、今日はその後の動向についても解説していますので、愛猫家のみなさまはぜひ最後までご覧ください。
東大の『猫の腎臓病研究』に全国の愛猫家から2億円を超える寄付が集まった
東大の宮崎徹教授(当時)は、猫の腎臓病の治療薬を研究・開発していました。
しかし、2021年当時、世界的な感染症の大流行を受けてスポンサー企業が出資を停止。
研究は頓挫してしまいます。
その苦境がニュースで報じられるや否や、全国の愛猫家たちから東大に対して総額3億円弱の寄付が集まりました。
寄付によって研究は無事に再開。現在も日々研究が進められています。
これほどまでに全国の愛猫家さんの気持ちを動かした『腎臓病の研究』とはいったいどういう内容なんでしょうか? 今日はそのあたりを解説していきます。
研究の革新的な『凄さ』を解説
猫を飼っていても知らない方が多い『猫と腎臓病の関係』
実は、猫にとって腎臓病はまさに天敵。
猫の病死原因の1位が慢性腎不全で、15歳以上の猫の3匹に1匹は腎臓病にかかってしまうと言われています。
ガンと並び「老化すると猫がいずれはかかってしまう病気」の代表です。
では、猫はなぜ腎臓病にかかりやすいのでしょうか?
その理由として、体内のゴミを掃除してくれるタンパク質『AIM』が、猫の体内では先天的に機能していないことが挙げられます。
これについても宮崎教授の研究で明らかになった事実でした。
先天的に機能していないなら、機能するAIMを薬として投与すれば腎臓病の発生を緩和できるのでは? すでに発症していても治療できるのでは?
これが宮崎教授の研究テーマです。
つまり、猫の病死原因1位の病気に対抗できる薬の研究ということになります。
多くの猫の命を救える可能性がある薬です。
全国の愛猫家が惜しみなく寄付したことにも頷けますね。
人間に例えると、ガンの特効薬ができるかもしれない研究、という訳です。
当時話題になった猫の腎臓病研究のその後
宮崎教授は東大を辞め、AIM薬の研究に専念するためのラボを設立。
寄付金もそのラボに引き継がれ、現在も急ピッチで研究が進められています。
早ければ年内にも治験が開始される見込みとのこと。
我が家の猫たちはまだ腎臓病にかかっていませんが、3匹いるので確率的にも1匹はかかってしまう計算…。
腎臓病で苦しんでいる猫ちゃんはとっても多いので、1日も早い治療薬の完成が待ちきれませんね!
最後までお読みいただきありがとうございました。