【保護者の希望は聞いてもらえる?】クラス分けの裏事情とは
こんにちは、子育てをする皆さんのために役立つ情報を簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。
大規模保育園などでクラスが複数ある場合、どのようにクラス分けをしているか気になりませんか?実際のところは各園でそれぞれの事情を考慮して決めていますが、今回は、裏事情も含めて保育園で考慮されている割り振り方をお伝えしていきます。
基本的な割り振り方
男女比...どちらかが偏らないように均等性を考えクラス編成をします。
月齢...特に乳児クラスでは発達に大きな差があるため、なるべく同じ月齢の子同士で過ごせるよう配慮しています。
子どもの性格...子どもにもそれぞれの個性があり、大人しい子どもや活発な子、いろいろです。保育園生活が安全に健全に過ごせるよう配慮します。
保護者の対応...保護者もいろいろです、保育園に対してとても要望が多い人や特に文句のない保護者もいます。対応に特に注意が必要な保護者に対してはベテラン保育士が担当することもしばしばです。
担任の決め方
来年度は、乳児クラスか幼児クラスか希望はあるか?など希望を聞かれることもあります、しかしなかなか思った通りにはいかないことが多いようです。
先生の性格も考慮されたり、プライベートや家の事情なども考えたりしたうえで担任が決定します。乳児クラスで複数担任である場合は、先生同士の性格や相性などもさらに考えなければなりません。
ときどき保護者から担任の希望を言われることがあります、しかし現実的には無理だと思っておいた方が良いでしょう。
クラス分けの裏事情
前年度の子どもの様子をみて、「喧嘩が頻繁におこる」「どちらかが依存している」など子どもにとって良くない場合はあえてクラスを離すことがあります。
他には、担任の先生の経験が浅い場合にクラス崩壊をさけるため、落ち着いた子どもばかりを集めることもあり、ベテラン保育士には困難なクラスを任されることもよくあることです。保育園によってはあってはいけないことですが、園長先生のお気に入りの先生が存在する場合があります。お気に入りの先生には落ち着いたクラスを任せるなど内緒で優遇されていることもあるようです。
クラス分けで保護者の要望は聞いてもらえるのか?
結論から申し上げますと、無理です。保育園としてはすぐさま”それは無理です”とは言いません、理由などは聞きますがまず要望は聞いてもらえないと思ったほうがいいです。
しかし理由によっては、多少配慮されることもありますので、特別な理由がある場合は相談してもよいと思います。