AR搭載の双眼鏡が登場する...だと!?望遠鏡メーカーが開発する異色の双眼鏡「Envision」
最近面白い製品が続々と出てきています。こちらもまだ実際に試せてはいないのですが、以前試したスマート望遠鏡を開発するUNISTELLARが開発中とのことで記事にすることにしました。
私がレビューしたモデルはまだ初期モデルでしたが、ある程度明るい環境でも星雲が非常に綺麗に見えて印象的でした。
そこが今回はARを搭載した双眼鏡を出すということです。
AR搭載のメリットは?
双眼鏡というと大体昼間に野鳥観察などで使うというのが一般的な認識だと思いますが、今回のEnvisionは昼間だけでなく星空観察にも使えるというのが新しいところです。
例えば昼間は見つけた動物を共有するためにARを使います。動物を見つけたら友人に双眼鏡を渡す。するとロックオン機能をもとにどこにいるかをARで映し出して同じ風景を見せてくれるということです。
また夜間は星座を見つけてそれに関してデータをつけてくれるなど、まるで知識が豊富な人と一緒にいるかのような体験ができます。さらにこれがオンラインでもオフラインでも使える、というのがすごいところです。
こんなふうに昼夜問わず双眼鏡を使えるようにしたのは今までのUNISTELLARの技術力ならではと言えるのではないでしょうか。
レンズはNikon製を採用、アップデートも無料
レンズはニコンと共同開発しているそうで、ここは日本人としても信頼が置けますね。
また、iOSやAndroidのアプリとシームレスに接続され、生涯に渡って新機能やアップデートを無料で利用できるということ。これならオフラインで使えるといっても情報が陳腐化することがなくて安心です。
撮影ができないというのが唯一残念なところ?
これまでUNISTELLARの製品といえば見つけた対象を素晴らしく綺麗に撮影したり共有したりすることができるのが魅力でした。
ただ今回のEnvisionには撮影の機能は入っていないとのこと。通常の双眼鏡の大きさを保ったままAR表示を可能にしているだけで十分すごいんですが、撮影ができればさらに活用法が増えるので2世代目には期待したいところです。
私も使ってみるまでどれだけ実用的なのか判断しかねる部分はありますが、これまでの双眼鏡の概念を覆す発想には心底面白いと思いました。
実機が手に入ったらまたレビューしたいと思います。
オフィシャルサイト
UNISTELLAR
製品サイト
ENVISION