大磯プリンスホテルの絶景インフィニティプールで、記憶に残るホテルステイ
東海道の宿場町として栄えた大磯町は、かつて伊藤博文をはじめ各界の名士の邸宅が並んだ。都心から車で約60分、現在も多くの自然や文化遺跡が残る。
その地に70年前に開業した大磯プリンスホテルは、305室の客室に、1010m2のメインバンケットホールをはじめとした宴会場、和・洋・中のレストランとバーを完備。大型プール「大磯ロングビーチ」には毎年多くの人が訪れる。
2017年にはリニューアルを行い、インフィニティプールやサウナが楽しめる温泉・スパ施設を新設した。今回は、都会の喧騒から離れ、終わりに近づく夏を楽しむべく、0歳と7歳の息子、70代の母と三世代でステイした様子をレポートする。
開放的で洗練された客室
大磯プリンスホテルの客室は、コンセプトの違うスイートルーム、オーシャンビュールーム、マウンテンビュールームの8タイプ。どの客室も窓から差し込む光のおかげで明るく開放感がある。内装は、海のブルー、砂浜のベージュ、雲のホワイト、樹木のグリーンなど、自然をイメージしたカラーを用いて窓の外に広がる美しい景色と一体感を創出している。
今回宿泊したのはオーシャンビューツイン。窓から大磯ロングビーチ、その奥には相模湾が広がる。事前にリクエストをすれば、ベビーベッドを利用できるため、ベッドから落下する心配のある乳幼児でも安心。
美しい海を望めながら舌鼓を打つ
レストランは3つ。美しいガーデンに面し、オードブルとデザートが好きなだけ食べれるセミブッフェやディナーコースなどの洋食がいただける「S.DINING」、海と山の幸をふんだんに使った「地魚と自然薯料理 海山」、伝統の味を引き継ぎつつモダンにアレンジした中国料理を楽しめる「滄」。
ランチで訪れた中国料理「滄」では、三世代で来店しているファミリー客も多く、何かと騒がしくなる乳幼児連れでも安心して食事をすることができた。
期日限定でオープンするS.DININGのカフェバーでは、大きな窓からガーデン越しに海を望むことができる。
体調や個人に合わせたステイが可能
夏に宿泊するのなら、早く訪れて大磯ロングビーチで遊ぶのがオススメ。事前チェックイン(入室は15時以降)を済ませれば、宿泊客専用の更衣室と大型ロッカーを使用できる。
波のプールや流れるプールのほか、子ども用の噴水や滑り台、1mから10mまでの飛び込み台など、子どもから大人まで楽しめる10種類のプールが用意されている。子どもプールと水深1.8mのプールは宿泊客専用なので、ゆっくり過ごしたいという人にオススメ。
ホテルからプールへは直通のため、子ども達は夕方までプール、祖父母は途中で館内や客室内で休憩、といったように体調や個人のペースに合わせて滞在できる。まだプールで遊びたい長男とお昼寝したい次男、どちらの希望も叶えることができた。
スタッフに聞いた、大磯ロングビーチを効率的にお得に楽しむ方法についてはこちらの記事で紹介。
スタッフ直伝!効率的にお得に遊ぶ、大磯ロングビーチ攻略ポイント7つ
夕食はビュッフェへ。目の前で仕上げるラクレットチーズ、ローストビーフ、しらす丼など、バラエティ豊かなメニューを堪能できる。2024年9月16日(月・祝)までは、夏まつりをテーマに実施。かき氷やわたあめ、たこ焼きなど屋台で人気のフードが楽しめる。
ビュッフェには離乳食の用意はないが、利用した日は、そうめんや温野菜、パンなど、乳幼児でも食べられるものが多く、0歳児の息子は、普段よりも多い品目数を摂れたくらいだ。
子どもと一緒に楽しめる絶景インフィニティプール
2017年に新設されたのが、温泉・スパ施設「THERMAL SPA S.WAVE」。3階は男女別の温泉フロアで、身体をあたためる塩分を含む大磯温泉を源泉としている。内湯と露天風呂のほか、ラウンジ併設の個別風呂も用意されている。長さ8.5mの露天風呂からは海を見渡せ、日々の疲れが自然と癒えていく。
4階はインフィニティプール、岩盤浴、5種のサウナなど、水着で入るスパフロアで構成されている。通常、4階スパフロアは12歳以上が利用可能だが、期日限定で6歳以上であれば利用可能。
プールと太平洋の水面が一体化するようにデザインされたインフィニティプールは、まるで海を泳いでいるような感覚に陥る。夕刻にはサンセットを、夜には星空を眺めながら水平線に溶け込む体験は、大人にとっても子どもにとっても特別なものになることは間違いない。
デイベッドやチェアとテーブルが並ぶテラスでは、天気の良い日には富士山を眺めることができる。美しい景色の中で、サウナやジャグジーで火照った身体を休めれば、何時間でも滞在できる。
サウナは5種類。約35度のテピダリウムサウナから、80〜100度のフィンランドサウナまで、さまざまな温度帯のサウナが揃っているため、熟練のサウナーから初心者まで幅広く楽しめる。
おむつをしている子どもは3階の温泉フロアの利用ができないため、客室内のバスで子どもの入浴を済ませ、交代でスパと温泉を利用しよう。
猛暑と人混みのピークを避け、大磯プリンスホテルでのラグジュアリーステイ、ぜひ体験してみては。
大磯プリンスホテル
https://www.princehotels.co.jp/oiso/