大阪オートメッセ2015が開幕!レース主催団体が積極果敢にモータースポーツをPR!
関西最大級のカスタムカーショー「第19回大阪オートメッセ2015」がインテックス大阪で2月13日(金)からスタートした。毎年20万人以上を動員する、全国屈指のモーターショーの一つに数えられるイベントで、会場内には609台のカスタムカー、チューニングカー、コンセプトカーなどが展示されている。
近年、千葉県で1月に開催される「東京オートサロン」では自動車メーカーブースの出展が増え、かつてのチューニングカーショーらしい派手なカスタムカーの数が減っている印象だが、「大阪オートメッセ」は自動車メーカーブースの出展もあるものの、ホイールなどのアフターパーツメーカーが製作したド派手なカスタムカーが今もなお多いのが特徴だ。
それに加えて、モータースポーツシーズンの開幕が間近に迫っているということもあり、レース主催団体による積極果敢なプロモーションも見どころの一つとなっている。
SUPER GTは人気のマシンを多数展示
まず、西ゲートから会場に入ってすぐの所には、国内レースで随一の人気を誇る「SUPER GT」のレーシングカーが展示され、来場者の目をひきつける。GT500クラスに参戦するレクサス、ホンダ、ニッサンのGT500マシンに加え、大人気のGT300マシン「グッドスマイル 初音ミクZ4(BMW Z4)」が展示され、Z4は1日1回エンジン始動デモンストレーションも開催する。
さらに、メインステージでは松田次生、大嶋和也らSUPER GTの人気ドライバーを迎えたトークショーをステージで開催するほか、インテックス大阪5号館ではGT300クラスのマザーシャシー(専用モノコック)を使用して製作された「トヨタ86」や、今年からGTアソシエイションがSUPER GTのサポートレースとして開催する「FIA-F4選手権」用のフォーミュラカー、DOME F110 / TOM’Sも展示されており、レースファンはこれを見るだけでも楽しそうだ。
注目のSuper Car Race Seriesブースは子供も楽しめる
世界のスーパーカーがバトルをする「Super Car Race Series」はインテックス大阪3号館に巨大なブースを展開し、レースに出場するランボルギーニやフェラーリを展示して積極的にPRを行っていた。
レーシングドライバーの竹内浩典が率い、昨年から全く新しいシリーズとして始まった同レースのブースでは、子供達(対象年齢3歳〜8歳)が子供用電動自動車に乗って基本的な交通ルールを楽しみながら学ぶことができるアトラクションをブース内で展開しているのが特徴だ。アトラクションに参加すると、写真入りのライセンスも発行されるので参加した子供達は大喜びの様子だった。
今年、全6大会10戦で争われる「Super Car Race Series」の開催サーキットでも同様のイベント「Kids Traffic Safety School Projects」を実施するとのこと。また、レースイベントによっては子供達にも人気の高い声優、山寺宏一を迎えてのトークショーや人気シンガーのコンサートも開催する予定で、今年は「大人も子供も楽しめる新しいスタイルのレースイベント」として新たなエッセンスを加えたイベントに成長させていくようで、新しいアプローチにぜひ注目したい。
他にも様々なレーシングカーを楽しもう!
また、ドリフトやバイクのフリースタイルモトクロスなど、クールなパフォーマンスが楽しめる全く新しいモータースポーツイベントとして昨年からスタートした「MOTOR GAMES」もドリフトマシンなどを展示。そして、今年のイベントに関する詳細を発表するトークショーもメインステージで開催するなど、これまた積極的にイベントの来場をPRしていた。
同イベントは今年、富士スピードウェイと岡山国際サーキットで開催されるほか、人気ドリフトイベントの「FORMULA DRIFT JAPAN」を年間4戦開催予定となっている。
「大阪オートメッセ」ではSEAMO、May J.などの人気アーティストのライブも開催されるため、来場者の年齢層も若い世代が多い。そのため、クルマに興味のない若い世代にモータースポーツに興味を持ってもらい、まずレースイベントの存在を知ってもらうにはうってつけのプロモーションの舞台とも言える。レースファン必見のトークショーなど各ブースで多数開催されるため、レースシーズン開幕前の気分を高められるだろう。
「大阪オートメッセ」は2月15日(日)までインテックス大阪で開催される。